過去ログ - 旅人「モンスター娘に殺される話」
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1:名無しNIPPER[sage]
2015/08/04(火) 18:11:52.18 ID:Qo4PdzSj0
旅人「聞きたいか?」
旅人「聞きたくなければ、回れ右。聞きたいのなら……そうさな」
旅人「お代は、話が終わってから、頂こうか」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:12:41.70 ID:Qo4PdzSj0
旅人「さて、では本日は何を話そうかね」
旅人「マンドラゴラ娘と仲良くなって、カラオケに連れてかれて殺される話がいいか」
3:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:13:18.16 ID:Qo4PdzSj0
ゴーレム娘「……マスター。朝食、できました」
ゴーレム娘「おいしいですか」
4:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:14:13.97 ID:Qo4PdzSj0
ゴーレム娘「マスター。荷物持ちます」
ゴーレム娘「いえ、こう見えて力持ちなので」
5:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:14:44.75 ID:Qo4PdzSj0
旅人「仲睦まじい主従。しかし、ゴーレムとは次第に大きくなるモノ。そしてその限度はない。……故に」
6:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:15:14.19 ID:Qo4PdzSj0
ゴーレム娘「よいしょ……」
ゴンッ
7:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:16:27.04 ID:Qo4PdzSj0
旅人「大きくなったゴーレムを壊すには、何らかの命令で、膝まづかせてeを消せばいい。そう……たとえば」
8:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:17:15.82 ID:Qo4PdzSj0
ゴーレム娘「……靴ひもを、結んで欲しい……?」
ゴーレム娘「……」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:17:44.96 ID:Qo4PdzSj0
旅人「主人は言う。『キミを消すことなんてできない……愛してるから。それがemeth(真実)さ』」
旅人「ん? で、なんで死ぬのかって?」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:18:29.52 ID:Qo4PdzSj0
旅人「なに、不満か?」
旅人「だったら……座敷童娘と結ばれるも座敷童娘の見た目の幼さから社会的に殺される話とか」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:24:46.51 ID:Qo4PdzSj0
青年は、街道の脇に立っていた。人通りはない。
重たい荷物を足元に下ろし、陽射しを、手で遮る。
12:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:27:15.73 ID:Qo4PdzSj0
旅人は言う。
「あんたこそどうした。こんなどっち行くにも半端なところで」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:28:51.67 ID:Qo4PdzSj0
荷台は、ひどく揺れた。
どうやら車輪がガタついているようだ。
14:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:31:01.88 ID:Qo4PdzSj0
二人の会話は、そこで一旦途切れた。
女傭兵はあくびを一つ。荷物にもたれかかったまま、目を閉じる。
15:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:31:54.30 ID:Qo4PdzSj0
旅人が咳払いを一つ。
「まぁ、そーいう怪物の噂が、ここらでも出てきてるわけよ」
16:名無しNIPPER[sage]
2015/08/04(火) 18:32:27.09 ID:a6UQO2Vio
また貴方か
期待
17:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:34:00.82 ID:Qo4PdzSj0
旅人の怪物談義は続いた。
複数の獣が合成されたような怪物。冥府から蘇りし不死者。
18:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:35:48.53 ID:Qo4PdzSj0
「衣類その他身の回りの品はいらん。古物屋ではないからな」
青年は目を丸くしたまま、まだ事態を呑み込めていないのか。
19:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:41:23.91 ID:Qo4PdzSj0
「話は戻るが」
旅人はパンをかじりながら
20:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:42:07.02 ID:Qo4PdzSj0
それから、手綱を握る大男にも食料と水をやり、何事もなく、
何事もないかのごとく、進んでいった。
21:名無しNIPPER[saga]
2015/08/04(火) 18:47:09.11 ID:Qo4PdzSj0
「んじゃ、ここまでだ。後は自力でな」
街が目視できる距離。青年は馬車を降りた。
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