過去ログ - 八幡「誕生日プレゼント?」小町「これが小町からの誕生日プレゼントだよ」
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/08/13(木) 03:31:15.08 ID:VK9XCbMA0
雪乃「今結成されたばかりよ。
それに、比企谷君も普段から姉さんから被害を受けているわけだし、
メンバーに加わってくれると力強いわ」
小さく小悪魔めいた笑みを浮かべるものだから、
俺はいつもとは違う雪乃下に戸惑いを受ける。
でも、悪くはない。
このいつもと同じようで、ちょっとだけ違う俺達の関係。夏のせいだともいえるし、
プールで解放的になった勢いだと分析する事も出来る。
けれど、今目の前にいる雪ノ下だって、俺が普段目にしない一面であるだけで、
もしかしたら由比ヶ浜と一緒の時には見せているのかもしれない。
そもそも俺が知っている雪ノ下雪乃は、
雪ノ下雪乃を形作っているほんの少しの一面でしかないのだ。
八幡「そうだな。
力を貸してもらえるというなら貸してもらうとする。
協力とはいい響きだな。
むしり取るように助けてもらうとするかな」
雪乃「あら?
相互援助が原則よ。
比企谷君が私の助けを求めるのならば、
私もそれに見合った対価をいただかないといけないわ」
真面目そうな顔をしながらも、くすくすと目を細めるものだから、
俺は再度雪乃下に引き込まれてしまう。
今日はこれで何度目だろうか?
八幡「対価が払えるんなら絞りとってくれ。
たぶんいくら絞ってもカスしか出ないと思うけどな」
雪乃「あら? 対価をくれるの? 私はてっきり……」
八幡「対価を支払わないで逃げるとでも思ったのか?」
雪乃「ええ、そうね」
八幡「そんなことをしたら、雪ノ下の事だから俺を非情に追い詰めていくだろ?
そんな割に合わない目にあうんなら、自分から差し出すっての」
雪乃「いい心構えね」
八幡「だろ?」
雪乃「誉めてはいないわ。私を鬼か悪魔とでも思っているのかしらってことよ」
八幡「違うのか? あっ、雪女さまだったか?」
雪乃「…………比企谷君」
蒸し暑いはずなのに、俺の背中を撫でる冷気に俺は身を震わせる。
しかし、その情けない姿をお気に召したのか、
雪ノ下の怒りは霧散してくれたようだ。
雪乃「いいわ。
今日は比企谷君に送ってもらったのだから、
私も対価としてお茶くらいは飲ませてあげるわ」
八幡「たしかに喉が渇いたな。でもいいのか?」
雪乃「別に比企谷君は初めて私の部屋にくるわけでもないし、
それに平塚先生も言っていたじゃない」
八幡「なんていってたかなんて忘れたな」
雪乃「たしか……、
自己保身にたけ、刑事罰に問われるようなことはしない、だったと思うわ」
八幡「さようですか」
雪乃「ええ、それに、私としてもお礼くらいはしておきたいわ」
八幡「それなら遠慮せずに茶をもらっていくとする」
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