過去ログ - 五十嵐響子「何でもない日、特別な日」
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◆J6sXPQ/xjk
[saga]
2015/08/10(月) 15:52:41.12 ID:0slTzf2Do
出来上がったパスタを、プロデューサーは美味しい美味しいと言ってもりもり食べてくれました。二人で力を合わせて、共同作業で作ったんですから、美味しいに決まってます!
やわらか過ぎるかと思われた茹で具合も、今日のプロデューサーはそれくらいがお好みらしく、丁度良い加減だったみたいです。良かったです。
お昼を食べ終え、お茶を淹れてほっと一息。それではお待ちかねとばかりに、まだ中を見ていなかった小さいほうの箱を開けてみることになりました。
ピンク色のリボンを解き、包装を剥がし、まだ何もしていないのに包装紙は取り上げられ、私は蓋に手をかけます。
ゆっくり開いて中を覗きこんでみると、入っていたのは。
「わあ、シュシュですね! ありがとうございます!」
「響子ちゃんに似合うと思って」
二つ目のプレゼントは、髪を纏めるシュシュでした。
さっそく着けてみようと思い、髪に手を掛け、そこで停止。今日は私の誕生日だし、もう少しくらいわがままになってしまっても、許してもらえちゃったりしないかな。
結び目を掴んだまま止まっている私を、不思議そうに見つめるプロデューサー。視線を合わせると笑みが漏れ、つられてかプロデューサーもにっこり笑ってくれました。
「プロデューサーが、着けてくれませんか」
「俺は髪短いから無理だよ」
そうじゃないです。
「私の髪、プロデューサーに纏めてもらいたいです」
言葉の意味を理解したプロデューサーが、分かったといって頷きました。
シュシュを渡し、座る向きを反転させて背を向ける。大きな手が髪に触れ、もともと着いていたほうの髪留めをしゅるりと引いて外しました。髪が肩に落ち、首の周りが何だかさわさわとします。
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