過去ログ - 鷹富士茄子「私を見つけてくれたから」
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9:名無しNIPPER
2015/08/10(月) 22:55:07.66 ID:rSBYzTPg0

「そうですね。そろそろ休憩を入れましょうか」

「四時間くらい書類と睨めっこしてたみたいですよ私達」


時計を見てどれくらい自分達が書類と格闘していたのかを計算する。
今が24時を少し過ぎた頃。始めたのが20時手前。普段の仕事をこなした後にじっと座って整理をしていたのだから疲れる訳だ。
外を歩いて回る方が好きな自分にとってこういう書類仕事は苦手だったが、集中してしまえばあっという間だった。

俺は立ち上がり大きく息をしながら腰を回す運動をする。
ストレッチをすると窮屈そうにしていた骨がポコッと鳴り、体中に酸素が巡っていくのを感じた。


「お茶でも淹れようかな……千川さんも飲みますか?」

「あ、お願いします」

「パックはまだ……」

「ありますよ。私が今日買って来たんですから」

「そうですか。じゃあとりあえず淹れてきます」

「はーい、お願いします」


伸びをする千川さんをあとに、給湯室に入ってお茶を淹れる。


「はい、どうぞ」

「あー、どうも」


お茶を受け取った彼女は三回程息を吹いてお茶を冷ましてから啜った。
そして気持ちの良い嘆息を漏らした。



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