過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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114:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/30(日) 23:08:03.70 ID:G+niSgN10
「え?う?う?……って、ほめるならちゃんと言えばいいのに!ヒッキーのバーカ!」

「お兄ちゃんは捻デレですなぁ」

「変な言葉を作るな」

「そろそろかしらね」

「ああ、葉山」

「そうだな、最終確認を始めよう」

雰囲気を出すためか、スタート地点には篝火がたかれている。

「よーし!じゃぁ次はこのチームだぁーっ!」

小町の声に、わぁぁっと盛り上がる小学生達。

肝試し開始から三十分ほどがたち、7割のグループが既に出発している。

小学生達を最初に待ちかまえているのは由比ヶ浜だ。

「ガオー!食べちゃうぞーッ!」

……何その脅かし方。全く怖くないんですけど。

小学生達は笑って通り過ぎていく。

「なんか、あたし馬鹿みたい……」

何とも哀れな格好で、由比ヶ浜は立ち尽くしていた。

作戦のため、俺が進んでいくと、そこにははかなげに立っている雪ノ下がいた。

すると突如、彼女が振り向いた。

「ひゃうっ!」

「よぉ」

「……比企谷君、驚かさないでくれるかしら」

「別に脅かすつもりはなかったんだが……幽霊なんていないんじゃなかったのか?」

「そうね、そんなものは脳の思い込みよ。だから、いないと思えば絶対にいないのよ、……絶

対」

なんで二回言ったかは気にしないことにしよう。目がめちゃくちゃ怖いし。

「それにしても、いつまで続くのかしらね……」

「七割方終わってる。もう少しだよ」

「そう、ならいいわ」

「んじゃ俺、そろそろ行くから」

「ええ、またあとで。……できれば会いたくないけれど」

「その最後の一言は言う必要があったんですかね……」

「冗談よ、それじゃ」

その場に雪ノ下を残して、俺は先を急ぐ。

「にーしーおーいーしーんーのー、ばーけーもーのーがーたーりー」



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