過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/30(日) 23:08:29.34 ID:G+niSgN10
最後の祠の前では、海老名さんが青々とした棒を振っている。
何故に販促?
だが、思った以上に雰囲気が出ている。
ある程度コースを見回ってスタート地点に戻ると、残るは後ニチームとなっていた。もちろん、
留美達もいる。
彼女達は楽しそうに話しているが、その輪の中に留美はいない。
「はい!じゃぁ次はこのグループだーっ!」
そしてついに、留美達がスタートした。
俺は先ほどのコースをたどり、コーンを移動させる。
山へ至る道には、三浦達がたむろしている。
「そろそろ出番だ、頼む」
「はいはい」
三浦がだるそうに返事をする。
この場で二人がかりで戸部と三浦に襲われたらやばいな、などと考えていたが、どうやらそれ
は杞憂だったらしい。
葉山には基本従順だからな、こいつら。
三人がスタンバイしたのを見届けて、俺は再び木陰に隠れる。
するとそのすぐ後に、少女達の楽しそうな声が聞こえてきた。
当然、留美の声はない。彼女達が視界に入ると、留美は真一文字に唇を噛みしめていた。
だけど、今日でそれも終わりだ。
グループの先頭が分岐に差し掛かる。
カラーコーンでふさがれた道を怪訝に思いつつも、足は道なりに進んでいく。
俺は気配を殺して、その後をついていこうとした。
「比企谷君、状況は?」
と、小声で後ろから名前を呼ばれた。
振り返ると、雪ノ下と由比ヶ浜がそろって立っている。
「今、葉山達の方に向かってるよ。お前らも来るのか?」
「当然よ」
「あたしも」
雪ノ下と由比ヶ浜に頷き返し、ゆっくり静かに移動を開始する。
留美達のグループは、恐怖を紛らわすためか、ことさら大きな声で会話をしている。
そんな中、誰かがふと、「あ」と声を上げた。
グループの前方に人影があった。
葉山達だ。
「あ、お兄さんたちだ!」
葉山達の姿を認めると、小学生達は駆けよっていく。
「超普通の恰好してるしー!」
「だっさーい!」
「もっとやる気だしてよー!」
「高校生なのに頭悪ーい!」
見知った普段の顔があることで緊張が溶けたのだろう。まくしたてるように彼女達は口を開く。
しかし、駆け寄ってきたその体を、戸部は乱暴に振り払った。
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