過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/30(日) 23:20:18.48 ID:G+niSgN10
「そう、彼は最凶のライダー、仮面ライダー、リュウガ」
「リュウガ……」
「面白いことはまだあるよ?リュウガー」
「ハァァッ!」
陽乃の声を聞いて、リュウガは咆哮した。
すると彼の変身が解けて、
「そ、そんな……」
彼の姿は、俺と寸分たがわぬものだった。
「なんで、俺が……」
「少しだけ、違うかな。彼はね、中学時代のあなただよ。周囲に虐げられ続けて、世界を憎む
ようになった、あなた」
「これ、なんなんですか!」
「熱くならないでよガハマちゃーん。今言ったじゃない、それは二年前の比企谷君だよ。比企
谷君が今のように世界を許容せず、壊したいと願った、もう一つの、鏡の世界の比企谷君だよ」
「……」
「じゃ、そういうことだから。きっと彼が、ライダーバトルをもっと面白くしてくれるよ。じ
ゃぁね、ばいばーい」
来る時と同様一方的に、雪ノ下陽乃は去って行った。
後には、大きな戸惑いだけが残った。
悪魔が去った後も、俺達はしばらく何も言うことができなかった。
花火大会が終わったころに、由比ヶ浜が口を開いた。
「……そろそろ、帰ろっか」
「ああ、そうだな」
帰りの電車は満席で、立ってるだけでも辛い。
「それで、その……あ」
由比ヶ浜が何か言おうとしたときに、彼女が降りる駅についた。
俺も黙って下車する。
「降りて……、よかったの?」
「あんないいかたされたら降りるしかないだろうが。なに?わざと?」
「わ、わざとじゃないしっ!」
少し間をおいて、彼女は再び俺に話しかける。
「……これから、どうなるのかな?」
「さぁ、どうだろうな」
「このカードのことも、リュウガ、のことも……」
「最凶のライダーか、随分な役目に抜擢されたもんだな。俺の分身とやらは」
「で、でもあれは、ヒッキーじゃないよ」
「わかってるつもりだ」
「そ、それならいいんだけど」
「で、そのサバイブとかいうカードは、まぁ、なるべく使わないようにすればいいんじゃない
か」
「そ、そだね」
またも沈黙が場を支配する。それを破ったのは、やはり由比ヶ浜だった。
「陽乃さんって、何者なんだろう……」
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