過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
1- 20
143:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/13(日) 22:45:03.70 ID:7YfIX9WR0
「え?なんだって?」

思わず某難聴系のセリフを口にだしてしまった。

ちなみに彼のモデルは佐村河内らしい。

「え?なんだってじゃねーよバカ」

海老名さんが発明変態少女のように帰す。

「つーか俺、文実だから」

「そ、そうだな。ヒキタニくんには文実やってもらってるし、稽古とかは出られないだろ」

ナイスフォローだ葉山、初めて役に立ったな!

「そっか……残念」

「だから他のキャストももう一回考えた方がいいと思うんだ……特に王子様とか」

それが目的か。

海老名さんは葉山の言葉を聞き終わらないうちに、黒板の文字を消して書き直した。

王子様:戸塚

ぼく:葉山

と、戸塚だとっ!?

「俺は結局出なきゃいけないんだな……」

戸塚が出るなら俺もやりたかったっ……!

俺は盛り上がるクラスのみんなをしり目に教室を去る。

「ヒッキー、部室行くの?」

由比ヶ浜に声をかけられ、少し歩調を緩めて答えた。

「ああ、委員会までまだ時間あるし、これからしばらく部活出られなさそうだからな」

「そっか、そだね……。じゃぁ、あたしも行くよ」

「仕事、いいのか?」

「忙しくなるのは、実際に動き出してからだと思うから」

そうか、と短く答え、部室までの廊下を歩いた。

「やっはろー!」

扉を開けると同時、もうすっかりおなじみになった挨拶を由比ヶ浜がすると、雪ノ下は静かに

こんにちはと返す。

これも見慣れた光景だ。

「おう」

俺もいつも通りの返事をする。

「そういや、お前も文実なんだな」

「え?そうなの?」

「ええ……」

「ならあたしもやればよかったなー」

由比ヶ浜の何気ないつぶやきに、雪ノ下は少しだけ顔を赤くする。

何あれ、あんな表情僕向けられたことないよ?どういうことなの?

ゆるゆりなの?

コホン、と一息ついて雪ノ下は言葉を紡ぐ。

「私としては、あなたがいることの方が驚きだったけどね」

「あ、だよねー。超似合わない」

「俺は完全に強制だったんだよ。……あのクソ平塚」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
635Res/1285.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice