過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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147:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/13(日) 22:50:55.55 ID:7YfIX9WR0
「そう、で、嫌な話って何?」

「え?い、今のがそうなんだけど」

「それのどこが嫌な話なんだ?」

「え?だ、だって、嫌じゃない?女の子同士でいざこざしてるのって」

「はぁ、お前アホか?ああ、あほの子だったな、そういえば」

「あ、アホじゃないしっ!」

「あのなぁ、人間、苦手な奴がいるのなんて当然じゃねぇか。むしろいないっていう奴がいた

ら、俺はそんな奴のこととても信頼できないね」

「で、でも、いいことじゃないよね。……そういうとこ、見せたくなかったっていうか」

「ほんとアホだな、お前……。つーか、俺だってあいつのこと嫌いだ。死んでほしいとすら思

ってる」

「そ、それは言いすぎじゃ……。あたし、さがみんのこと好きじゃないんだよね。でも、友達

だからさ……」

「はぁ?好きじゃないのに友達?お前それマジでいってんのかよ」

「あ、あたしは、思ってるよ?相手はそうじゃないと思うけど……」

「そりゃそうだろうな。見てりゃわかる。あいつはお前のこと確実に嫌いだよ」

「え?み、みてるの?」

「見てるっつーか、花火大会の時、実行委員会決めの時、んで、さっきの態度。その三つだけ

で判断しても十分なほど、あいつはお前のこと嫌ってる」

「なんだ、いつも見てるのかと思った……」

「お前も雪ノ下の自信過剰が移ったか?」

「ゆ、ゆきのんは自信過剰じゃないよっ!本当にかわいいもん!そ、それにヒッキー、結構あ

たしの胸見てるよね!?」

「見、見てないけど?」

うっそ、ばれてたのかよ。

「女の子って結構視線に敏感なんだからね、気をつけた方がいいよ?」

「ま、もとからくそみたいな好感度だ、今さら嫌われたってどうってことねーよ」

「なにそのじめじめしたポジティブ……」

少し笑った後に、由比ヶ浜は言葉を続ける。

「さがみんとは、一年の時も同じクラスだったんだ」

「ふーん、仲良かったのか?」

「まぁ、そこそこ、かな?」

「……つまり仲良くなかった、と」

「なんでそうなるのっ!」

「じゃぁ、仲良かったんだな?」

「うん、まぁ、結構……」

また微妙な顔で言うよな、こいつも。

「つまりは仲良くなかったんだろ?」

すると、由比ヶ浜は諦めたようにして言う。

「……もうそれでいい」

それでもいいっていうかまさしくそうだろ。

「その時はあたしもさがみんも、わりと目立つグループでさ……。なんか結構そのことに自信

持ってたみたいなんだよね」


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