過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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24:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN
2015/08/13(木) 23:34:38.48 ID:nI+I1Fa10
「飛翔斬っ!」

「ドラゴンライダーキックっ!」

即座に命名したはいいが、何ともダサい。

俺とナイトが激突し、大きな爆発が起きる。

「グアアアアァァッッ!」

「うううううっっ!」

俺達二人は、無様に地上を転がる。

何とか立ち上がるが、完全に肩で呼吸している状態だ。

「はぁ……はぁ……まだ、やるつもりかよ」

「そうしてもいいんだけどね。まぁ、いいわ。今日はこのあたりにしておきましょう」

「へっ、そりゃよかった」

俺とナイト、雪ノ下は元の奉仕部部室へと戻った。

「はぁぁぁ……酷い目にあったぜ」

「ライダーになった以上、それは宿命ね」

「けっ、戦いを仕掛けてきたお前のせいだろうが」

「勝手に契約したあなたが悪いわ」

さっきまで命がけの戦いをしたというのに、彼女の態度は昨日と寸分たがわない。

何というか、きもの座った女である。

そういう俺も、あんな戦いをしたというのに、彼女に対して悪感情は抱いていなかった。

むしろ昨日よりも好感を持っているとさえいえる。

本気で戦ったら友情が芽生えるというあれだろうか。

なら、なら、俺と彼女は。

「なぁ、雪ノ下。俺と友達に」

「ごめんなさい。それは無理」

「えー、まだ最後まで言ってないのに」

この野郎、断固否定してきやがった。こいつ、全然可愛くねェな。

やはり、俺の青春ラブコメはまちがっている。



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