過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 13:24:47.14 ID:AuVSUEXb0
「ここからはあたしがやる。来い!ホッパーゼクター!」
川崎が叫ぶと、どこから現れたのか黄緑色の、バッタを模した小さな機械が現れた。
「変身!」
「Change Kick Hopper」
全身緑で、両目が赤く光る少し不気味な姿。
しかしそれは、見まがいようもなく、仮面ライダーそのものだった。
「ハッ!」
川崎は、タクシーの窓からミラーワールドへと向かう。
「あいつもライダーだってのか……?」
「でも、なんかあたし達とは違う感じがした。ベルトも違うし……」
「と、とにかく。今は僕達も変身しないと」
「っと、そうだな。一緒に頑張ろうな!戸塚!」
「って、何でさいちゃんだけ!?ヒッキーまじきもい!」
「由比ヶ浜、いつまでバカなこと言ってんだ?……変身!」
「ひ、ヒッキーが悪いんでしょ!?もぉ……変身!」
「あ、あはは……大丈夫かな……変身」
珍しく笑いながら変身したこの時の俺は、ミラーワールドの恐ろしさをすっかり忘れていたの
かもしれない。
悔やんでも悔やみきれない、あんなことが起きるなんて……。
ミラーワールドにいたのは赤い猪型のモンスターだった。
先に来た川崎と様子をうかがいあっている。
「グルアァァァァッッ!」
耳を割くような咆哮とともにイノシシが突進する。
「……おい、今私を笑ったか?」
それとは対照的に川崎は落ち着いてつぶやく。
そしてクルリと回り、敵に蹴りを放つ。
「ライダー……ジャンプ」
「Rider Jump」
ベルトに軽く手を触れて、川崎は高く跳び上がる。
「ライダー……キック」
「Rider Kick」
大きな音を立てて敵が爆発する。
「「「「グルアァァアアッッッ!」」」」
それと同時、物陰から同種のモンスターが四体出現した。
「なっ……こいつら群れで動くタイプか……」
「四人で協力して倒そう!」
由比ヶ浜が陽々として言うと、すかさず川崎が返す。
「協力して……?パーフェクトもハーモニーもないんだよ」
どうやら協力するつもりはないらしい。
「なら、一人一匹ずつってことでいいか?」
川崎は黙って首肯する。
「イノシシども……いいよなぁお前らは。そんなに仲間がいてさぁ」
……やさぐれてるなぁ。
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