過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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280:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 13:46:02.38 ID:AuVSUEXb0
そう言った彼女だったが、64マス全てが埋まる前に、彼女が使う白色は盤上からなくなった。

「参りました……」

「ありがとうございました」

「姉さんにだって、ここまで負けてことはないわ……」

火野先生が陽乃のような悪人だったならば、彼女をはるかにしのぐ強大な敵になっていただろ

う。

俺は心の中、彼が仲間であることに感謝した。

「そろそろ、寝ようか。もう12時過ぎたし」

「あ、あとひと勝負……」

「また明日やろう。夜更かしはお肌にもよくないよ」

―――

「それでは、お休みなさい」

「おやすみー」

俺と先生、由比ヶ浜と雪ノ下が同室で眠ることとなった。

「比企谷君、起きてる?」

「はい」

「……これから、戦いはもっと厳しくなると思う。……自分の信じる物を、見失わないで。そ
れはきっと、君の支えになるから」

「……うす」

「それじゃ、今度こそお休み」

翌日は、雪ノ下宅で朝食を取った後、そのまま解散となった。

この日常を守る為なら、俺はきっと戦い続けられる。

あと少しで家に着くというところで、いつもの頭痛が俺を襲った。

「早速か……変身!」

中で俺を待ち受けていたのは、またしても白色の気色悪いモンスターの群れだった。

なぜ、こいつらはこんな大量に……?

由比ヶ浜の為、モンスターのエネルギーが必要になる俺達としては、ありがたいといえばあり

がたいのだが。

「さっさと終わらせるか」

「Sword Vent」

すっかり手になじんだドラグセイバーを持って敵にきりかかる。

「ヤッ!ハッ!ダァァァッ!」

勝負はあっという間に着いた。

いくら数が多くても、こいつらは個々の戦闘力が低すぎる。

戦闘直後特有の、一瞬の気が緩んでしまった状態の俺を、それは襲った。

後方よりの、マシンガン攻撃。

「ガッッ!」

そのモンスターに、俺は見覚えがあった。

バイクを人型にしたかのような、気味の悪い姿。

城廻めぐりが変身するオルタナティブの契約モンスターだ。

それを象徴するかのように、ライダーである彼女も現れる。

「……てめぇ、汚い真似を」



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