過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 14:01:42.09 ID:AuVSUEXb0
「なっっ……」
それらのモンスターはビルなどの建造物、そして地上の人々を襲い始めた。
ひっきりなしに悲鳴が響く。
「ワァァァァァッッ!」
「いやぁぁぁあっ!だっ、誰か助けてっ!」
「いやだ!死にたくないっ!」
「これは……」
雪ノ下も驚嘆の声を漏らす。
俺達が二人立ちすくんでいると、勢いよく部室のドアが開いた。
現れたのは、火野先生、異世界のライダー、仮面ライダーオーズだ。
「比企谷君っ!雪ノ下さん!大丈夫!?」
「え、ええ。私達はライダーですから」
「はぁ……よかった」
先生が安堵の声を漏らす。
「でも、なんでここに?心配してくれるのは嬉しいですけど、他の生徒達を助けないといけないんじゃ……」
「今日見た君達の顔がいつも以上に真剣そうだったから、何か君たちにとって重要なことが起こるんじゃないかって思って。それを見届けたくてね。
それと……こんなこと立場上言っちゃいけないんだろうけど、さ。傷つき、苦しんでいる人は世界中にいる。
でも俺は、最初に君達を助けたい。そう思ってるから、かな」
「先生……」
「こんな時まで、変わらないんですね……だけど、ありがとうございます。勝ってきます、そしてまた、あなたに会う。将棋もチェスも負けっぱなしじゃ、私の気がすみませんので」
「うん、こっちのことは俺に任せて行ってきて。これでも一応、別の世界を救ってきた……仮面ライダーだからね」
「先生一人じゃ無理なんじゃないの?」
開きっぱなしだったドアから、二人の人物が現れた。
川崎沙希と、その弟川崎大志だ。何故かそれぞれ塩ラーメンと味噌ラーメンを持っている。
「川崎、さん……?どうしてここに?」
「どうして、ね。こんなモンスターどもに好き勝手されちゃ困るから、かな」
彼女がそう言うと、どこからともなくバッタの形をした小さなロボット(?)が現れ、二人の手に飛び込んだ。
「仮面ライダーだからっすよ、お義兄さん。そして……太陽を穢すのは、俺達の役目です」
「お前も……後、お前に義兄さんと呼ばれる覚えはない」
「手厳しいっすね……」
つーかこいつ、小町に結構こっぴどく振られたと思うんだけど……。
「そんなの屁でもないっすよ。俺の見た地獄は、そんなもんじゃない……でも、地べたを這いずり回ってこそ、見える光もある」
「大志、聞かれてもないのにべらべらしゃべるな」
「悪かったよ、兄貴」
兄貴?姉貴だよね?
「この戦いが終わったら、麻婆豆腐作ってくれないか?俺、兄貴の麻婆豆腐、もう一度食べてみたい」
「戦いが終わったら、ね。今の私達に、豆腐は眩しすぎる」
い、意味がわからん……。
「そうだね、全て終わったら、みんなでおいしい物を食べよう。その為にも、一人もかけずに、生き残ろう」
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