過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
2015/08/13(木) 23:10:39.47 ID:nI+I1Fa10
端正な顔立ち。しかしそこから放たれた言葉は刺々しかった。
「ノックしても君は返事をしないだろう?」
「返事をする前に先生が入ってくるんですよ」
彼女は不満そうな顔をする。
俺は、この少女を知っている。二年J組雪ノ下雪乃。常に学年一位をとる秀才。その上容
姿端麗で、この学校で知らない者はいないというほどの有名人だ。
「それで、そのぬぼーっとした人は?」
ぬぼーって、お前。俺は水地面タイプのポケモンじゃねぇッつーの。
「彼は比企谷八幡。入部希望者だ」
「二年F組比企谷八幡です。って、おい、入部ってなんだよ」
「君にはペナルティとしてここでの部活動を命じる。異論反論抗議質問口答えは認めない」
「そうですか……」
俺はくるりと背を向けて歩き出す。俺は早々と帰ることにした。
「おい!どこへいく!」
「いや、口答えすんなっていったのはそっちじゃないですか。だから行動で示してるんで
すよ」
「そんな言い訳が通じると思うのかね」
「俺は別に悪いことしてませんからね。先生に年齢の話をしたからって理由だけで部活なんてまっぴらごめんですよ」
「知らないのか?女性に年齢を聞くというのは、それだけでセクハラになるんだぞ?」
「別に聞いたわけじゃねーし。なら訴えるなりなんなりご自由にどうぞ。次は法廷で会い
ましょう」
ったく。こんな茶番に付き合っていられるか。
「デス・バイ・ピアーシングッッ!!」
何故ブラックロータスの必殺技を?と聞く前に俺は勢いよく蹴り飛ばされていた。
「何すんだよ!」
「うるさいうるさい!口答えするな!いいからここで部活しろ部活しろ部活しろー!」
なんだこの人……子供かよ。
平塚先生に腕を掴まれ、再び教室内に引き戻される。
「というわけで、彼はなかなか根性が腐っている。そのせいでいつも孤独な哀れむべき奴
だ」
こいつ本当に殴ってやろうかな。
「人との付き合い方を学ばせれば少しは変わるだろう」
暴力でしかコミュニケーション取れないあんたが言っても全く説得力ねーけどな。
「こいつを置いてやってくれ。彼の孤独体質の改善が私の依頼だ」
「それなら先生が殴るなりなんなりして躾ればいいじゃないですか」
なんてことを言いやがるんだこの女は。
「私だってそうしたいが最近そういうのはうるさくてなぁ」
テメェさっき思いっきり俺に攻撃しただろうが。
「お断りします。その男の下卑た目を見ていると身の危険を感じます」
雪ノ下が襟元をなおながら、俺を睨みつけながら言う。
「はっ!言ってくれるなぁ自意識過剰女」
「自意識過剰、ね。仕方ないじゃない。私はあなたと違って美しいんだから」
その通りなのが腹正しいところである。
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