過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/10/14(水) 22:27:27.82 ID:xid22m4/0
比企谷「牢屋、だと……?」
俺達が入った部屋にあったのは、鉄格子で区切られたスペースだけだった。
響「入るしかないよ!」
響に言われ、俺達は急いで牢屋の中に入った。
内側から急いで鍵を閉める。
そこに、怪物が入ってくる。
俺達の姿を認め、醜い笑みを浮かべる。
この鉄格子が最後の頼みの綱だ……。
怪物が両手で、鉄格子を握りしめる。
―ガンガンガンガンガンッッッ!!!―
幸い、鉄格子はかなりの強度を持っていたようで、何とか怪物の攻撃を防い
でいる。
比企谷「さっさとどっかに行ってくれ……」
俺の思いが通じたのかどうかは定かではないが、怪物は諦めたようで、その場
を去っていった。
比企谷「あいつに、待ち伏せするとかいう知性はあるんだろうか……」
響「とりあえず、もう少しここでじっとしていよう……ん?」
比企谷「どうした?」
響「いや、そこに何か落ちてる」
響に言われて床を見渡してみると、鍵が一つ落ちていた。
さっきは怪物のことしか目に入っていなかったが、今まで気づか無かった方が
不思議なくらいだ。
比企谷「別館の鍵、か……」
響「ここに来る前に通った、鍵の掛かってた所じゃないかな」
比企谷「よし、行こう」
響「待ち伏せとか、してないといいけど……」
比企谷「その時は、全力で逃げるしかないな」
慎重に牢屋の鍵を開け、外に出る。
隠し部屋の様子も見てみたが、どうやら怪物の気配はない。
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