過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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58:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/23(日) 23:09:14.00 ID:lyWeeGpg0
「あれ?もう終わり?」

敵がつまらなさそうにこちらに寄ってくる。

「Advent」
最後の力で、契約モンスターを呼び出すカードをスキャンする。

「Advent」

「Advent」

同様に、雪ノ下も由比ヶ浜も契約モンスターを呼び出す。

三体のモンスターが敵ライダーを襲う。

「今の、うちだ……」

俺達三人は肩を組んで元来た道をたどる。

こんな状況でなければ胸躍るシチュエーションだが、全員死にかけである。

まったく楽しくはない。

「ハァ、ハァ、ハァ……」

命からがら、もとの世界へと生還した。

「ヒッキー、ゆきのん、大……丈夫?」

「そういうあなたこそ、大丈夫なの?由比ヶ浜さん」

「え、へへ。うん、なんとかね」

「嘘つけ。お前肩で息してんじゃねぇか」

「あはは……。あの技、すごかったね」

「遠距離戦が私たちにはできない。それを差し引いても、三体一でも押されるなんて……」

「あのライダー……。なんとかしないといけないな」

「そうだね。戦いを、止めないと」

「ハァ……。殺されかけてもそんなことが言えるなんてね」

「うん!初志完結ってやつだよ!」

「それを言うなら初志貫徹な。ま、お前はそれでいいんじゃねぇの」

「ま、あなたたちがどんなスタイルでもかまわないけれど、早急に駆除しないと……」

駆除って。さっすが雪ノ下さん!ぶち[ピーーー]気満々だ!

「おーい、やってるかねー」

ノックもなしに入ってきたのは平塚先生だ。

「どうした君たち、三人で息を荒げて。……はっ!まさか3Pか!?」

「「3P?」」

「おいお前ちょっと黙ってろよ」

思わず口調が荒くなってしまった。二人が意味を知らなかったからよかったものの……。

「まぁそうかっかするな。なにがあったんだね?」

しかしその質問に答えるわけにはいかない。

鏡の世界で殺し合いをしていました、なんて言ったら間違いなく精神科を勧められる。

いや、案外この人なら興味しんしんで聴くのかもしれないな。

「別に、大したことではありません。先生には関係のないことです」

「私は顧問なのだが……。おいっ!私だけ仲間はずれにするなよぉっ!」

ちょっと涙目だった。何なんだこの人……。豆腐メンタルかよ。

思わず話してしまいそうになるが、事が事だからな。

「あ、あー。あたし、今日ちょっと用事があるんだったぁ。ば、ばいばーい」

「由比ヶ浜さん、私も途中まで一緒に行くわ」




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