過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/23(日) 23:09:42.86 ID:lyWeeGpg0
「うん!一緒に帰ろう!」
ヒシッ、と由比ヶ浜がいつものように雪ノ下に抱きつく。
ふたりはナチュラルに教室を去ろうとする。冗談じゃない!
俺だけ残されてたまるか!
「お、おれも病院いかないと」
「比企谷、今日は木曜日だぞ?」
木曜の午後はほとんどの病院は休診だ。
「知り合いの医者が特別に見てくれるんです。失礼しまーす」
逃げるようにして教室を出る。
「ううう!もっと私にかまえよー!」
面倒臭い教師だなぁもう。誰かもらってあげて!
さて、平塚先生の魔の手から逃れた翌日のことである。
今日は来ないだろうな、と少し警戒しながら部室へと向かう。
すると、雪ノ下と由比ヶ浜が教室の扉から中の様子をうかがっていた。
「どうした?おまえら?」
「ひゃぁっ!」
「きゃぁっ!」
「……比企谷君。いきなり声をかけないでくれるかしら」
「はいはい、で、どうしたんだよ」
「中に不審人物がいるの」
「不審人物はお前らの方だろ」
「いいから、そういうのいいから」
雪ノ下は俺の背中をぐいぐいと押す。
この野郎面倒な役割を押しつけやがったな!
ていうかだいたいのことはモンスターがいるから大丈夫だろう。
自分で行けよ。
そう思いつつも仕方なく扉をあける。
その瞬間、フワサッ、と、白い紙が風に舞って部室中に散らばる。
「ククク、まさかここで会うとは驚いたな。待ちわびたぞっ!比企谷八幡っ!!」
な、何だと!?驚いたのに待ちわびた!?こっちが驚くわ。
そこにいたのは・……。知らない、こんなやつは知らない。材木座義輝なんて俺は知らないぞ!
もうすぐ初夏だというにもかかわらず汗かきながらコートを羽織って指抜きグローブなんては
めてるやつなんて俺の知り合いなわけがない。そんな奴は知ってても知らない。
「比企谷君。彼はあなたのことを知っているようだけど?」
雪ノ下が怪訝な表情で材木座を見ながら言う。
「いや、こんなやつしらねぇよ」
「まさかこの相棒の名を忘れるとはな……、見下げ果てたぞっ!比企谷八幡っ!」
フルネームを連呼すんなよ暑苦しいなぁ。
「相棒って言ってるよ?」
由比ヶ浜が嫌悪の感情を隠さずに言う。
「クズは[
ピーーー
]」と、その目が語っている。
「そうだぞ相棒。あの地獄のような時を共に過ごしたではないか」
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