過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/23(日) 23:22:32.25 ID:lyWeeGpg0
「違うんだっ!?」
え!?違うの!?おいこら、思わずスリムクラブみたいな声出しちまったじゃねぇか。
「ええ。入部届けをもらっていないし顧問の承認もないから部員ではないわ」
「書くよ!そのくらい書くから仲間に入れてよっ!」
涙目になりながら由比ヶ浜は「にゅうぶとどけ」とひらがなで紙に書き始めた。そのくらい漢
字で書けないのか……?
「で、戸塚彩加君だったかしら?」
「あ、あの……。テニスを強くしてくれるん、だよね?」
「由比ヶ浜さんがなんて言ったかは知らないけれど、奉仕部は便利屋ではないの。強くなるも
ならないもあなた次第よ。信じるか信じないかも、あなた次第よ」
お前それ言いたかっただけだろ……。
「そう、なんだ……」
少し落胆したように肩を下げる戸塚。由比ヶ浜が調子のこと言ったんだろうな……。当の由比
ヶ浜は、「はんこはんこ」と呟きながら鞄をごそごそと探している。なに、お前いつも持ち歩い
てんの?
と、その由比ヶ浜を雪ノ下がちらりと睨む。その視線に気づいた由比ヶ浜は顔を上げる。
「ん?どったの?」
「どったのじゃないわよ由比ヶ浜さん。あなたの無責任な発言で一人の少年の淡い希望が打ち
砕かれたのよ?」
「んん?でも、そうした方がいいってあたしの占いでもそう出たし!あたしの占いは当たるん
だー。
それに、ゆきのんとヒッキーなら何とかできるでしょ?」
由比ヶ浜は何の考えもなしにあっさりと言った。それは受け取り方によっては「できないのか?」
と挑発しているようにも聞こえる。
そして、そういう風に捉えるやつがここに入るのだ。
「……ふうん、あなたも言うようになったわね、由比ヶ浜さん」
「え?えへへー。照れるなー」
別にほめられてはないぞ?
「いいでしょう。戸塚君、あなたの依頼を受けましょう。テニスの技術向上を助ければいいの
ね?」
「はい。そうです。僕がうまくなれば、きっとみんな頑張ってくれると思うから」
「ま、手伝うのはいいけどよ。具体的にはどうするんだ?」
「簡単なことよ」
にやりと笑って雪ノ下は告げる。
「死ぬまで走って死ぬまで素振り、死ぬまで練習よ」
翌日の練習から地獄の特訓は始まった。
テニスコートのは雪ノ下と由比ヶ浜、戸塚がすでにそろっている。
「では、始めましょうか」
「よろしくおねがいします」
雪ノ下に向かって戸塚がぺこりと頭を下げる。
「まずは戸塚君に致命的に足りていない筋力を上げましょう。まずは腕立て伏せを死ぬ寸前ま
でやって見て?」
「し、死ぬ寸前……?」
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