過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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98:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/30(日) 22:57:36.35 ID:G+niSgN10
目を開けるとそこには、麗しい天使の顔が。

ああ、ついに俺も天に召される時が来たのか……。

「もう、朝ごはんなくなっちゃうよ!」

「って、なんだ戸塚か。天使かと思ったぜ」

「え?」

「あ、いや何でもない」

「八幡、夏休み不規則な生活してるでしょ」

少しだけ咎めるようにして戸塚が言う。

「え?ま、まぁそうかもな」

「運動とかしてる?」

運動……ライダーバトルならばっちりやってますよ?

「今度さ、一緒にテニスしようよ!」

「ん、ああ。そのうち適当に連絡くれ」

「うん!」

こう言ったらほとんど連絡されることはないのだが、どうやら戸塚は違うようだ。

「じゃぁさ、八幡の連絡先教えて?」

ついに、ついにこの日が!ついに俺の携帯に戸塚のアドレスを入れる日がぁっ!

僕の、僕の赤外線受信部は君の番号を入れるためだけにあるんだぁっ!普段の何気ないことを

電話で話したり……

「アドレス、これな」

画面に自分のアドレスを表示させる。

すると、「ピコン」という音が、メールの着信を告げた。

『初めてのメールです、これからもよろしくね!』

思わず涙が出てしまった。

これは絶対に保存して、さらにバックアップも取っておかねば!

「じゃぁ、食べにいこっか」

そして俺達は二人で朝食を食べた。

他の奴らはすでに食べ終えてそれぞれどこかに行ったようだ。

俺は戸塚との楽しい朝食をゆっくりと終え、一人山の方へ向かった。

何故かだと?そこに山があるからさ!

いや、そんなもんじゃない。ただ何もやることがなかったというだけだ。

と、山の中腹に差し掛かったころだ。

キィィンと、突如頭痛に襲われた。

モンスターか!

「まいったな、ここらで鏡ってーと……」

あたりを見渡すが、当然そんなものはない。

「どうすっか……あ!」

俺はある考えを思い付き、水筒の水を地面に少したらした。

ミラーワールドへの移動は、なにも鏡を使わなくても、その役割を果たすものであればいい。

「変身!」

どこにモンスターが現れたかは知らないが、今この辺りにはたくさんの小学生達がいる。どこ

であってもとても危険であることは間違いない。

俺は急いでミラーワールドへと向かった。



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