過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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◆bA3jMfAQJs
[saga]
2015/08/15(土) 23:06:08.00 ID:bjpB9rtg0
春香の指示を受けて、まずはフットペダルを踏み込みながら、操縦桿を強く前に押し出した。
背部スラスターが稼働し、強く前面に加速した機体の衝撃を受けながらも、卯月はどこか面白いと感じて、今度は右の操縦桿だけを右に動かした。
機体が右斜め前に向けて稼働を開始し、春香のガンダムの元へ帰ってくる。
その近くで操縦桿を強く引くと、機体が脚部スラスターを数回吹かして、その場で急停止する。
『――うん、大丈夫そうだね。卯月ちゃん、筋がいいよ』
「えへへ……ダンスはちょっと不得意ですけど、こういうのは得意かもですっ」
『じゃあ次は戦ってみようか』
「え」
『え、じゃないよ。このゲームは相手を倒す事で勝利、負ければ敗北ってゲームなんだから』
「で、でも私、攻撃の仕方とか分からないですっ」
『画面に武装選択画面ってあるよね』
「え――あ、はい」
画面の左右端に、武装が選択できる画面がある事が分かる。今装備している武器は、ビームサーベルとジム・ライフルだ。
『あと腕部にシールドがあるから、シールドを使いたい時は武装選択でシールドを選ぶといいよ』
「武器の変更って――」
『操縦桿の親指近くにあるボタンを押しながら、トリガーを押してみて』
「えっと……」
操縦桿を握る手の親指付近にあるボタンと、人差し指付近にトリガーがある事を確認し、
春香の指示通り動かすと、押している操縦桿の武装選択が出来る。そこで右手の武装をジム・ライフルに、左手の武装をシールドに変更する。
『そんな感じそんな感じ。大丈夫そうだね』
全然大丈夫じゃない、と思いつつ、卯月が返事を出来ずにいると。
『最初は私も攻撃せず、ただ避けてるから、自由に攻撃してみて』
そう提案され、少しだけ緊張しながら、卯月が頷く。春香はその場から離れ、そのシールドを構えた。
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