過去ログ - 【ゆるゆり】向日葵「……子守唄を歌ってくれませんか。赤座さん」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/08/17(月) 17:20:08.76 ID:xePnKZjYo
あかり「じゃあ、もう出来てるの?」

向日葵「いいえ、別のものを作ろうかと」

あかり「別のもの?」

向日葵「どうせなら、作るところもと思いまして」

我ながら、良く分からない理由だったけど、赤座さんは気にしていないようで。

あかり「あかりにも手伝えることあるかな?」

向日葵「ええ、ではお願いしますわ」

あかり「わぁい!」

結果的には、喜んでくれたのなら良かったのだけれど。

あかり「なんか、調理実習みたいで楽しそうだね!」

向日葵「人手はあそこまでいませんし、賑やかでもありませんけどね。……けど、そういう静かな時間も私は好きですわ。大切に思えて」

あかり「じゃ、じゃああんまりはしゃがようにしないとね」

向日葵「いいえ、好きなようにしてくれて構いませんわ。それに、一人でクラス分の騒がしさなんて出せませんもの」

あかり「あっ、そうだよね」

赤座さんは苦笑交じりに頬を掻いた。

あかり「これから手伝うんだから、もっとしっかりとしないとね」

向日葵「さっき、赤座さん、言いましたわよね?」

あかり「えっ?」

向日葵「そこまで気を引き締める必要はないって」

あかり「うん、言ったけど」

向日葵「その通りですわ。それに抜けているところがあるともおっしゃってましたが、寧ろ見ていて微笑ましいぐらいですわ」

あかり「そ、そうかなぁ」

向日葵「そうですわ。だから」

あかり「だから?」

向日葵「……ゆっくりやっていきましょう。別に焦る必要もありませんから」

あかり「……うん。そうだね。ありがとう、向日葵ちゃん」

軽く笑い合って、二人で調理場に向かった。


さて、どうしましょうかと、料理を始める前に、調理場で考えを巡らせていた。
包丁を任せるのは気が引ける。どうしても私の方が指を切る危険は少なさそうで、
客人が怪我をする可能性が高まるのも良くない。いや、逆に失礼なのかしら。
あまりに過保護すぎて、馬鹿にしているようにもなりかねないから……。


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