242: ◆.XibMUKIvI[saga]
2015/12/16(水) 22:35:48.53 ID:EvN9nOdb0
「回答の期日はあるのか?」
「いやぁ、特には。舞い上がってたからそこまで考えられなかったわ」
「ふーん……そうか」
しかしまあ一体何があったのやらと考えていると、由比ヶ浜がちょいちょいとこちらを手招きする。何だ?と目で問えば、こっちに近づけとジェスチャーしてきたので、仕方なしに身体を近づけた。由比ヶ浜は身を乗り出して、ぽそぽそと耳元で呟く。柑橘系の匂いがふわりと鼻孔に届いて、それがどうにもこそばゆい。
『姫菜何があったんだろうね? ヒッキー知ってる?』
『さぁ? そもそもお前の方が仲良いだろ』
『そうだけどさ。あたしは何も聞かなかったなぁ』
普通こういう恋愛系の話って鉄板トークネタじゃないの?女子にとっては。
海老名さんの心境がどんなものか窺い知る事はできないが、何かしらの変化はあったはずだ。変化がなければ修学旅行と結果は同じになるはずだから。
そんな彼女に、戸部は歩み寄ることに成功したことに違いはない。だが。
272Res/171.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。