過去ログ - 律「朝起きたら澪がマンドリルになってた」
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:35:03.41 ID:uJ6d7fz20


律「なぁ、ムギ。今でも曲作ること、あるか?」

紬「…どうだろうね」
以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:37:27.29 ID:uJ6d7fz20


『本気で武道館、目指してみないか』

澪がそう言いだしたのはわたしたちが大学3回生になったばかりの春のことだった。
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:38:19.05 ID:uJ6d7fz20


なんだかプロを目指すって決めただけでもうプロデビューを果たしたような気分になっちゃって、その晩みんなで木屋町に繰り出して、吐くまで飲んだ。
終バスを乗り過ごし、タク代も尽きるまで飲みつくしたわたしたちは、鴨川沿いを歩いて帰った。

以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:39:14.74 ID:uJ6d7fz20


紬『卒業するまでにはここで誰かと一緒に座ってみたいって思ってたけど・・・』

律『まだあと2年くらいあるだろ。ムギならその気になればすぐだよ』
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:41:27.45 ID:uJ6d7fz20


途中、澪が目を覚ましてわたしから降りると、『わたしもおんぶしたい!』と言い出したムギが今度はわたしを背負って歩いた。あったかい背中だった。

次の日揃って二日酔いになったわたしたちはみな一限をサボり、それまで授業を欠席したことのなかった澪はちょっとだけ落ち込んでた。
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:42:47.93 ID:uJ6d7fz20




…。
以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:43:56.90 ID:uJ6d7fz20


その年の秋の暮。
わたしは高校の軽音部のOGにライブハウスに勤めている先輩がいたことを思い出した。もしかしてあの人なら、レコード会社の知り合いとか…いるかもしれない。藁にもすがる思いだった。

以下略



31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:45:03.05 ID:uJ6d7fz20


年内最後のライブに、レコード会社の人が来てくれることが決まった日、わたしはそれをみんなに伝えた。もうみんな諦めムードになっていたから、思わぬいいニュースが入ってきて顔色が一気に明るくなる。


以下略



32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:46:02.10 ID:uJ6d7fz20


二人分のアイスミルクティーを買って戻ると、ムギが知らない男二人と会話していた。
戻ってきたわたしに気づくとムギはこちらを見て手をあげた。
ツムギちゃんまたね〜、気安くムギの下の名前を呼びながら、男たちは離れていった。
以下略



33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:48:05.64 ID:uJ6d7fz20


留年が確定して、行く末不安定極まりないわたしを、澪は一緒に暮らそうと誘った。

澪『律を一人にしておいたら、何年留年しても卒業できそうにないからな。わたしが面倒みてやる』
以下略



34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/20(木) 21:50:29.77 ID:uJ6d7fz20


紬「澪ちゃんが求めてたのはそういうことじゃないんじゃないかな」

律「じゃあ何なんだよ。卒業や就職以外なんの目的があるんだ」
以下略



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