過去ログ - 卯月「プロデューサーさんの、本当の幸せを」
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◆8g8ZKJa8Ps
[saga]
2015/08/24(月) 01:46:41.71 ID:20TbIrfu0
ちひろ
「……んっ……ちゅっ、ちゅぅ……ふふ、キスしちゃいましたね、プロデューサーさん。だってしょうないじゃないですか、あんな泣きそうな顔したあなたを見たら、慰めたくなってしまったんですから。
……なにがあったかは聞きません。でも、いつでも話してくださいね? 私はプロデューサーさんのものなんですから。
それで……どうします? このあとしばらく、事務所にはだれも来ない予定ですけど……ちなみに、私はもう、準備……出来てますから……ほら、触ってください、ここ……っん……ぁっ……そうです、簡単に指が入っちゃうくらい、ぬるぬるになっちゃいましたから……ふふ。
……いま、着けますね………………はい、できました。では……どうぞ……」
気が付いたらわたくしは事務所の外にいました。どうやら、今度こそ逃げ出したようですの。ふらふらと、脚が独りでに動いているのに、どうやって止まればいいのかもわかりませんでしたわ。
頭の中がぐちゃぐちゃで、全身がわなないていましたの。わたくし、白昼夢を見ているんじゃないかと自分を疑いましたわ。だってPちゃまはわたくしを支えてくれると言ったんですもの。あのカフリンクスに誓ってくださいましたもの。それなのにどうして、ちひろさんと、あのようなみだらな行いを、それも事務所で、昼間から。まったく理解に苦しみますわ。いいえ、違いますわね。Pちゃまはお父様も認めてくださったほどの紳士ですもの。ちひろさんがたぶらかしたに違いありませんわ。そうです、そうに決まっていますわ。でなければわたくしのPちゃまがわたくしを裏切るわけがありませんもの。Pちゃまを取り返さなければなりません。わたくしはPちゃまとともに歩むと決意したのですわ。喜びも悲しみも分かち合って、痛みも苦しみも乗り越えて、いつか輝きの向こう側へ辿り着くのだと。お父様もお許しになってくださいましたの。ですから、これは乗り越えるべき試練なのですわ。わたくしとPちゃまの輝かしい未来のために。
「――障害は、排除いたしませんと」
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