過去ログ - 卯月「プロデューサーさんの、本当の幸せを」
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19: ◆8g8ZKJa8Ps[saga]
2015/08/24(月) 01:50:10.36 ID:20TbIrfu0
記者
「……あ、あのォ、五十嵐響子さんの取材に来たんですけど……警察、呼んだほうがいいですか……?」

響子
「あっ、すみません、勘違いさせてしまって。これは次のドラマの役作りで……って、この話ってまだ言っちゃいけないんでしたよね、ち・ひ・ろ・さ・ん?」

ちひろ
「……そっ、そうですね! あの、すみませんけどこれはオフレコでお願いします。まだ企画段階の話ですので……」

記者
「ああ、なるほどォ! 役作り! 五十嵐さんこの前の映画でキマってましたからねェ! もう次の作品の話があるんですかー。いやいやわっかりましたー、このことは編集長にも黙っておきます。けど、話が具体的なトコまで煮詰まってきたら、ちゃんと教えてくださいね? ね? ウチの雑誌で特集組んでバンバン宣伝させてもらいますから!」

ちひろ
「それはもちろん! ではあちらの応接室でお待ちください、すぐに伺いますから」

記者
「はい、あそこの応接室ですね、わかりましたァー」

響子
「………………………………」

ちひろ
「………………………………」

響子
「……じゃ、行ってきます」

ちひろ
「きょ、響子ちゃん……」

響子
「心配しなくてもいいですよ、ちひろさん。私、演技が上手みたいだから。

 でも、忘れないでくださいね。プロデューサーさんは必ず手に入れます。

 どんなことをしてでも、必ず。それまで、我慢してくださいね、プロデューサーさん。

 すぐです。きっとすぐに……私が、あなたを迎えに行きますから」



「ふふっ。楽しみにしててくださいね――?」


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