過去ログ - モバP「事務所に媚薬が蔓延してるだって?」
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3: ◆Freege5emM[saga]
2015/08/24(月) 02:20:57.19 ID:KeG1z5Blo



まゆの手に握られて、香水瓶のなかで揺れている時の媚薬は、
まゆのりボンと同じくらい鮮やかな緋色です。

なのに、ひとたびシュッシュと吹き付けた媚薬の飛沫は、
まゆとプロデューサーさんの間で一瞬にして空気へ溶けてしまいます。

その様子が、まゆの心の伝えきれない気持ちと重なって、
それを見たくないので、まゆは目を閉じてプロデューサーさんへキスしました。



キスのあと、プロデューサーの顔に頬ずりして――うふふ、まゆと同じくらい体温が熱くなってます。
プロデューサーさんの吐息も、肌の汗ばむ具合も感じます。

それだけの距離が、今まで遠かった。



プロデューサーさんは、まゆを制止する言葉を呟きます。
きっと、まゆの体を心配してくださっているのでしょう。

だって、プロデューサーさんのモノがこんなに大きくなっているのですもの。
知識だけで、実際に目にするのは初めてですから、さすがにまゆも少し動揺しています。
本当に、まゆのナカに入るのでしょうか。プロデューサーさんの危惧も当然です。



でも、今はその恐れさえ、まゆの期待感を煽ります。

運命の一歩はリスクや苦難を伴うものです。
プロデューサーさんのために前の事務所や読モを辞めたときだって、
まゆにとっては一大決心でした。周りを説得するのも苦労しました。

それを乗り越えた結果、まゆはプロデューサーさんに大きく近づくことができました。

だから、この行為を成し遂げたあと、まゆとプロデューサーさんの運命がどうなるか……
それを想像しただけで、まゆは笑みが抑えきれません。



プロデューサーさんのモノに、まゆの初めてを捧げた瞬間、まゆの視界は勝手に涙で滲みました。
痛み――圧迫感――ナカが、押し上げられて、心臓までぐらつかされます。

それが、まゆの心までも満たしていきます。
夢の様な気分ですけれど、この痛みと熱さは絶対に夢じゃありません。
プロデューサーさんにそれを伝えたくて、まゆは口を開きますが、
舌からこぼれ落ちるのは譫言ばかり――もどかしいです。

膝立ちも辛くなって、まゆは前へ――プロデューサーさんの胸に倒れ込みます。
死んでしまいそうなほど痛くて、死んでもいいぐらい幸せです。



プロデューサーさんの、微かに上下する胸板にすべてを預けて、
モノに貫かれる痛みで脂汗が出てきてしまった頃、
不意にまゆの体の一番奥が、きゅうっと切なくなって――勝手によじれて、まゆは声を漏らしてしまいます。



噴出し過ぎた媚薬が、まゆの体にも回ってきたのでしょうか。
プロデューサーさんから伝わる痛みと喜びが融け合って、まゆはそのなかに沈んでいきます。

プロデューサーさんとつながりたいまゆの気持ちを、
ようやくまゆの体が受け入れてくれた――そんな気がして、
まゆは今一度プロデューサーさんの身体に抱きつきました。





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