11: ◆.s5ziYqd8k[saga]
2015/08/27(木) 23:21:36.80 ID:hxdoE4+A0
「好きに休んでくれていい。ああ、久しぶりにベッドで一緒に寝るのも悪くないな」
ニヤリ、という擬音が相応しいような笑顔。同僚に見せてやりたいものだ。
「ふ、こうしてふざける相手は少ないんだぞ。それに普段は従順極まりない騎士なんだ。どんな命令にも、な」
含みのある言葉も、今の姿を見れば説得力は十分だ。
訓練で鍛えた体は筋張っているものの、女らしい丸みを帯びている。
「自慢になるが、胸はなかなか大きいだろう? 尻が少し大きいが、まあ、安産型という奴だ」
ふ、ふ、と笑って全裸を晒し、これ見よがしに胸と尻を突き出してきた。
……少しばかり、下腹部の毛が多いらしい。
「ん? む……処理がな、少し滞っている。嫌いか?」
眉を顰めて茂みを撫でる仕草には、気恥ずかしさといった物は欠片も無い。
まあ、全裸になる事自体に戸惑いが無いのだから当然だろう。
「剃ってこようか……いい? 分かった。しかしそうなると困ったな、見ての通り私の部屋は退屈そのものだ」
彼女はそう言うが、部屋にはむしろ、女の子らしさに溢れている。
ぬいぐるみ、可愛らしい雑貨、ちょっとした化粧道具に武具一式。
全裸で腕を組んで立っている女騎士自身が、一番女の子らしくないに違いない。
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