過去ログ - 【艦これ】水平線の向こうに
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24: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:29:59.15 ID:q3rkBOvNo

 そうなれば、敵が待っている何かによって、この海域からの離脱はより困難なものになる。

 少し離れた場所で、雪風が不安そうに湾内を見つめている。

以下略



25: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:30:38.50 ID:q3rkBOvNo

 だが、まだ戦艦の力を借りる段階ではない。

 懸念材料が一つある。それを取り除くまでは、榛名も動くことをきっと了承しない。

以下略



26: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:31:21.46 ID:q3rkBOvNo

 榛名は支援艦隊の旗艦だ。

 矢矧と同じく、麾下の艦娘たちの命を預かる立場。リスクの増大を招く決断を安易にはできない。

以下略



27: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:32:06.52 ID:q3rkBOvNo

 それも、時間稼ぎが必要なものとなれば、航空機だろう。

 夜明けまで存在を秘匿することで精度の高い攻撃も期待できる。

以下略



28: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:32:45.02 ID:q3rkBOvNo

          ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 連続した着弾で、幾つもの水柱が空に向かって吹き上がる。
以下略



29: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:33:20.51 ID:q3rkBOvNo

 もはや、誰の目にも敵が時間稼ぎをしている事は明らかだった。

 水上打撃部隊の増援を待つのか、夜明けを待っての航空攻撃か。

以下略



30: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:33:56.56 ID:q3rkBOvNo

 後方から狙い澄ました射撃をしようとしても、炎と月の明かりだけでは正確な照準をつける事ができない。

 事実、浜風と夕雲の砲撃はもう一歩の所で敵を取り逃がし続けているし、清霜と天津風も雷撃位置を取れずにいる。

以下略



31: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:34:34.60 ID:q3rkBOvNo

「とは言っても、日の出まであと一時間半。このままじゃヤバイわ」

 霞も長波と同じ危機感を抱いている。

以下略



32: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:35:13.15 ID:q3rkBOvNo

 それでも、長波にやめるつもりはない。

「提督に見られても平気な下着かって聞いてんの」

以下略



33: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:35:46.50 ID:q3rkBOvNo

 今回は徹底的にやってやる。白と黒がはっきりとしたやつをだ。

 色がどっちだって構うもんか。

以下略



34: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2015/08/27(木) 22:36:22.29 ID:q3rkBOvNo

「私、やらないとは言ってないんだけど?」

 そんな美味しい役目を一人だけに譲れるほど、霞もお人良しではない。

以下略



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