322:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:07:42.61 ID:WFFQniJe0
だけれど・・・!
ほむら 「そんな、こんな別れの言葉を言う暇もないだなんて・・・!」
323:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:10:26.66 ID:WFFQniJe0
たまらず私は、息せき切って駆けだした。
彼の元へ。竜馬の胸の中へ向かって。
324:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:14:11.55 ID:WFFQniJe0
竜馬 「ほむら・・・時間を止めたのか」
ほむら 「あのね・・・ゲッターロボが消えたわ」
竜馬 「ああ」
325:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:15:05.10 ID:WFFQniJe0
竜馬 「ほむら。俺には分かる。再び時間が動き出した、その時こそ・・・俺たちの別れの時だ」
ほむら 「うん」
竜馬 「武蔵をよろしく頼む。あいつは強い男だが、底抜けの優しさが弱点となる時もある。お前が助けとなってくれたら、こんなに心強いことは無い」
326:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:17:18.43 ID:WFFQniJe0
時間の停止は、いつまでも続けられるわけではない。
ワルプルギス戦を終えた今、残されたグリーフシードも少なく、無駄遣いできる状況でもない。
名残は尽きないが、潮時も必要だった。
327:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:18:19.85 ID:WFFQniJe0
ほむら 「・・・だ」
激流は、私の口から言葉となって、外へと雪崩だしていった。
328:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:19:25.41 ID:WFFQniJe0
私の頭の中では、竜馬との出会いから今までの事が、まるで走馬灯のように駆け巡っていた。
出会いは決して穏やかなものではなかった。互いに対立して、場合によってはそのまま敵味方に分かれていてもおかしくはなかった。
だけれど竜馬は私の宿願を知り共感を持ってくれた。仲間と認めてくれたのだ。
329:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:20:18.70 ID:WFFQniJe0
ほむら 「あなたは私に色々な事を教えてくれた・・・」
竜馬 「・・・」
ほむら 「あなたがいたから、私は今この場所に、こうして立っている事ができるの。リョウは・・・リョウは・・・」
330:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:21:11.01 ID:WFFQniJe0
ほむら 「リョウは私にとって、かけがえの無い人なの。そんなリョウと・・・別れるのは・・・」
そう。ずっと思っていた事だった。
331:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 01:22:25.33 ID:WFFQniJe0
竜馬 「ほむら」
竜馬が口を開く。
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