過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
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65:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:34:27.46 ID:3hRxWa4eO

部屋の前まで意味もなく着いてきてから、ボーイは去って行った。ボーイが廊下の角を曲がるのを確認してから、俺はドアノブをひねった。


部屋の間取りは、自宅のリヴィングルーム二つ分ほどの広さがあった。

慌てて予約しただけに無駄に豪華なところをあてがわれたが、オートロックのドアといい視界を遮るもののない窓の外といい、セキュリティーは申し分ない。
それでも俺は、西向きの窓から夕日の絶景を鑑賞するのを諦め、カーテンを引いた。

ベッドの上に荷物を投げ出し、籐椅子に腰を下ろしてしばし目をつぶって、これからすべきことを考えた。


このホテルは高い。ここに3泊して気持ちが落ち着いたら、安いところに移って長期滞在に入るとしよう。

安全を確かめた段階で、こっちの居場所は伏せて会社に連絡を取るって手も考えられるだろう。
どっちにしても、まだ亡命生活が軌道に乗るかどうかも雲をつかむような話だ。

とりあえず腹が減った。


食欲が戻ってきたのはありがたい。戦をするのは不本意だが、腹が減っては何とやらという。俺は立ち上がった。

シャワーを浴び、7階のレストランへ。



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