過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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166:名無しNIPPER[saga]
2015/10/03(土) 20:28:54.73 ID:50naXYkr0
跳躍したランサーの一撃をアーチャーは取り出した剣で受ける

そして両者は何度も武器を打ち合う

士郎「近接戦!?アーチャーはあんな戦い方もできたのか!?」

凛「衛宮君、今はセイバーを助ける事に集中して、体から鞘を出すのよ」

士郎「助けるって言ったってどうやって鞘を出せばいいんだ?」

セイバー「形は、私が形成…します……シロウは鞘の魔力を、一か所に――」

凛「セイバーはわかるのね。それじゃあ士郎とセイバーに任せるわ、私はイリヤを見てくる」

セイバー「…わかりました。準備はいいですか…シロウ」

士郎「ああ、遠慮なく始めてくれ」

セイバーの手が士郎の胸に沈み込む

心なしかセイバーの傷の治りが少しばかりか早くなったように感じた

いつの日か夢に見たセイバーの姿を思い描き、その時彼女が持っていた鞘の形をイメージする

戦場を行く騎士王に相応しい黄金の鞘――

……体が熱い、神経が焼かれるような感覚が襲い掛かる

それでも、寸分狂うことなく精密に鞘を再現する――

セイバー「っ―――!」

――体から、何か、長く自分を縛っていた物が抜けていくような感覚がした

セイバー「凄い…見事ですシロウ、こんな完全な姿に戻せるなんて――」

体の余熱にのぼせ地面に座り込む

鞘を取り戻したセイバーは一命を取り留めたのか、先程まで荒かった息も治まっている

士郎「傷は治ってないのか?」

セイバー「いくら聖剣の鞘といえど致命傷をすぐに治す事はできません、しかしこれでまた戦えます」


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