過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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204:名無しNIPPER[saga]
2015/10/09(金) 23:19:47.61 ID:3nMfm19C0
士郎「うぐ――」

全身に走る痛みで目を覚ます

イリヤ「良かった、気がついたんだ」

士郎「イリヤ…一体何が――そうだ…俺のせいでセイバーが……」

イリヤ「シロウのせいじゃない、セイバーはリンの魔力のおかげで本来に近い実力を出せてた。ただ相手が強すぎたの」

士郎「骨折が治ってる…そうだ、イリヤはもう大丈夫なのか?」

イリヤ「うん。アーチャーに薬貰ったから、シロウの怪我もアーチャーが治してくれたのよ」

士郎「――あいつは……何者なんだ?見た目も喋り方もアーチャーとうり二つだった。それにあの鎖だってアーチャーが使っていたのと同じだ」

イリヤ「当たり前よ、だってあいつもアーチャーだもの」

士郎「偽物とかじゃなくて、本当にアーチャーが二人だって言うのか?」

イリヤ「ええ、リン達の会話から察するに敵の英雄王は第四次聖杯戦争で召喚されたアーチャーが受肉したものよ」

士郎「それで遠坂のアーチャーは今回の聖杯戦争で召喚されたアーチャーだってか?でも同じ時空に同じ存在が存在できるはずがない」

イリヤ「本来ならありえない。でもこうして実際に存在してる、きっとあっちは受肉してるからもう違うものとして世界に捉えられてるのよ」

士郎「同じ存在なのに違うっていうのか?」

イリヤ「そうね、例えばシロウが将来英霊になったとするでしょう?そのシロウは今のシロウと同じかしら」

士郎「英霊ってのはセイバーみたいな規格外を除いて、世界と契約しないとなれないんだろう?だったら同じじゃないんじゃないか?」

イリヤ「正解。人間のシロウと英霊のシロウは同じ魂でも別の物として認識されるから理論上だけでは同じ空間に存在できるわ」

士郎「つまり俺がもしまた聖杯戦争みたいのに出くわしたら違う自分と会う可能性もあるってことか」

イリヤ「そうなる可能性は限りなく0に近いけどね」


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