過去ログ - 士郎「それで…誰も泣かずにすむのなら――」
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434:名無しNIPPER[saga]
2016/02/01(月) 22:24:10.37 ID:mGd/Gvos0
ギルガメッシュに最期の力で投影した短剣をぶつけた後、光が差し始めた崖に立つ

凛「アー、チャー」

アーチャー「残念だったな。そういうわけだ、今回の聖杯は諦めろ凛」

凛「アーチャー」

少女は何かを言おうとしているが、言葉が見つからないようだ

相変わらずな少女の懐かしい姿に思わず笑みが浮かぶ

凛「なによ、こんな時だってのに、笑うことないじゃない」

アーチャー「いや失礼、君の姿があまりにもアレなものでね。お互いよくもここまでボロボロになったとあきれたのだ」

凛「アーチャー、もう一度わたしと契約して」

アーチャー「それはできない。私にその権利はない、それにもう目的がない。私の戦いはここで終わりだ」

凛「けど!それじゃあアンタが…いつまでも――」

アーチャー「まいったな、この世に未練はないが――凛」

涙を堪える少女の顔は可愛かった、もっと彼女といたいという気持ちが湧くがそれは自分の役目ではない

アーチャー「私を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな。君が支えてくれ」

凛「アー…チャー……。わかった、私頑張るから、きっとアイツが自分を好きになれるように頑張るから。だからアンタも――」

その先の言葉は少女の表情を見ればすぐにわかった

ああ、自分は誰かに認めてほしかったわけではなかったが――やはりこの少女は別格なのだろう

その少女の姿をしっかり記憶に焼き付ける

アーチャー「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくからさ」


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