17: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:01:46.64 ID:IETocK+S0
高木「私はアイドルの本質は誰かを笑顔にすることの出来るということだと信じている」
響「え……?」
高木さんの一言に自分は俯いていた顔を上げる。
高木さんは立ち上がり、窓際まで歩いていく。
高木「横に並び立ち、共に高め合う――時には励まし合い、傷つけながらもそれを思い出に変えて、手を取り助け合って成長していくものだと思っている」
貴音「それは、真素晴らしいことですね」
貴音は高木さんの言葉を聞いて嬉しそうに微笑む。
響「自分も、そう思うんだ……。だって一人は誰だって寂しいさー……」
あの時見た夢の世界。
手を取り合って円を作って大勢の人の前で歌う。
響く歓声も、キラキラって輝くライトを目で追うことも……すごく素敵なことさー。
高木「これから私が作っていくアイドルプロダクションはそういうものにしたいんだ。一人で戦うのではなく、みんなで立ち向かう。それこそ私が望むアイドルの形なんだ」
その言葉に自分は雷に打たれるような衝撃が走る。
……だって、それはずっと待っていた言葉だったから。
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