7: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:53:56.76 ID:IETocK+S0
貴音「実は……響の見たその夢を私も今朝見たのです」
響「え!? それ本当!?」
8: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:54:28.30 ID:IETocK+S0
後日。
あの日から何だか上手くいかない日が続いていた。
9: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:55:11.48 ID:IETocK+S0
貴音「自分では分からないのでしょうが、長く共にした私には分かります」
その言葉を聞いて胸を打たれる。貴音は失敗続きの自分を責めるわけでもなく、横に並びそして励ましてくれている。それだけで涙を流しそうになった。
10: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:55:37.70 ID:IETocK+S0
響「今の961プロのやり方は苦手さー……」
だからこそあの日見た夢の中のステージは広く壮大な未来を描いているように思えた。
11: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:57:03.29 ID:IETocK+S0
貴音に連れてこられた場所、そこはどこか寂れたビルの前だった。
響「貴音、ここはどこ?」
12: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:57:48.58 ID:IETocK+S0
高木「私の事務所に何か用かね?」
茶色いスーツに身を包んだ年配の男の人がそこに立っていて、自分は思わず声を上げて弁明する。
13: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:58:35.48 ID:IETocK+S0
貴音「少しお話を聞かせていただいてもよろしいでしょうか? 高木殿」
高木、と呼ばれた男性は貴音の方を見据えて、何かを思案するようなそぶりを見せる。
14: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:59:25.58 ID:IETocK+S0
高木「まあ言いたくないのなら仕方ない……だが」
貴音「どうかされましたか?」
15: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:00:35.17 ID:IETocK+S0
貴音「それなら心配ありません」
高木「ん? どういうことかね?」
16: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:01:13.04 ID:IETocK+S0
貴音「響、決断する時が来たのです。961プロに残るのか、新たな道を進むのか……私はもう既に心は決めています」
そう言う貴音の言葉には一点の曇りもなかった。
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