2: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:48:34.71 ID:IETocK+S0
[Dream]
* * *
3: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:49:28.31 ID:IETocK+S0
はっと目を覚ました時、けたたましく目覚まし時計のアラーム音が鳴り響いていた。
すぐに半身を起こして辺りを見回してみるも、見慣れた家具が立ち並んでいることに気付くと、ふうっと大きく息を吐いた。
4: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:50:10.71 ID:IETocK+S0
響「ギリギリ間に合ったさ……」
息を切らしながらもなんとか集合場所までたどり着くと、そこで悠々と待っていた人物が自分に声をかけてくる。
5: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:50:55.48 ID:IETocK+S0
ライブ後、自分たちはささやかな声援に包まれてステージを後にした。
まだまだ未熟だと思う部分がたくさんあって、ミスもたくさんあった。
6:名無しNIPPER
2015/09/06(日) 22:53:30.42 ID:IETocK+S0
貴音「今日は何かあったのですか?」
響「え?」
7: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:53:56.76 ID:IETocK+S0
貴音「実は……響の見たその夢を私も今朝見たのです」
響「え!? それ本当!?」
8: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:54:28.30 ID:IETocK+S0
後日。
あの日から何だか上手くいかない日が続いていた。
9: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:55:11.48 ID:IETocK+S0
貴音「自分では分からないのでしょうが、長く共にした私には分かります」
その言葉を聞いて胸を打たれる。貴音は失敗続きの自分を責めるわけでもなく、横に並びそして励ましてくれている。それだけで涙を流しそうになった。
10: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:55:37.70 ID:IETocK+S0
響「今の961プロのやり方は苦手さー……」
だからこそあの日見た夢の中のステージは広く壮大な未来を描いているように思えた。
11: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:57:03.29 ID:IETocK+S0
貴音に連れてこられた場所、そこはどこか寂れたビルの前だった。
響「貴音、ここはどこ?」
12: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:57:48.58 ID:IETocK+S0
高木「私の事務所に何か用かね?」
茶色いスーツに身を包んだ年配の男の人がそこに立っていて、自分は思わず声を上げて弁明する。
136Res/118.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。