22: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:06:07.85 ID:IETocK+S0
春香「結局眠れなかった……」
とほほ、と頭を垂れながら学校へ向かう。
23: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:07:03.84 ID:IETocK+S0
そんな状態で授業がまともに聞けるはずもなく、何度も先生から注意を受けてしまった。
そんな私は、今日もいつもの河川敷で反省会を開いていた。
24: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:08:33.03 ID:IETocK+S0
響「貴音、そこの振りはもっと……こんな感じだぞ?」
貴音「真、失礼いたしました。精進いたします――ふふ、どうやら観客の方がいらっしゃったようですね」
25: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:09:56.23 ID:IETocK+S0
だけど、そんなことを考える間もなく私は叫び声をあげる。
春香「えええ!? 貴音さんも、響ちゃんもアイドルなの!?」
26: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:10:54.03 ID:IETocK+S0
貴音「961プロのやり方は私たちにはあっていませんでした。ですが、今の765プロのやり方で私たちはきっともっと大きな場所へ進める、とそう思ったのです」
春香「なるほど……そういう理由が……」
27: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:11:35.38 ID:IETocK+S0
貴音「ふふ……そうですか。響、少し耳を貸してください」
響「ん? なになに? ……ふんふん……ふんふん、ん? ええっ!? 本当にそれやるの?」
28: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:12:25.63 ID:IETocK+S0
春香「た、貴音さん……。やっぱりやめた方が……」
貴音「臆することはありませんよ、春香」
29: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:13:22.18 ID:IETocK+S0
貴音「……春香、どうでしたか?」
響「大丈夫?」
30: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:13:49.74 ID:IETocK+S0
二人の歌とダンスに負けないように、何度も失敗を繰り返しつつも私は何度も歌を歌い、ダンスを踊る。
もしかしたらそれは人の目には滑稽に映ったかもしれない。
31: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:14:33.89 ID:IETocK+S0
この曲を何度歌ったか分からなかった。
何度も間違えて、何度もこけそうになって――。
32: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:15:06.40 ID:IETocK+S0
春香「私……アイドルになりたいです!」
それは私の口から飛び出たのかと不思議になるくらい、迷いのない言葉だった。
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