12: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:57:48.58 ID:IETocK+S0
高木「私の事務所に何か用かね?」
茶色いスーツに身を包んだ年配の男の人がそこに立っていて、自分は思わず声を上げて弁明する。
13: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:58:35.48 ID:IETocK+S0
貴音「少しお話を聞かせていただいてもよろしいでしょうか? 高木殿」
高木、と呼ばれた男性は貴音の方を見据えて、何かを思案するようなそぶりを見せる。
14: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 22:59:25.58 ID:IETocK+S0
高木「まあ言いたくないのなら仕方ない……だが」
貴音「どうかされましたか?」
15: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:00:35.17 ID:IETocK+S0
貴音「それなら心配ありません」
高木「ん? どういうことかね?」
16: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:01:13.04 ID:IETocK+S0
貴音「響、決断する時が来たのです。961プロに残るのか、新たな道を進むのか……私はもう既に心は決めています」
そう言う貴音の言葉には一点の曇りもなかった。
17: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:01:46.64 ID:IETocK+S0
高木「私はアイドルの本質は誰かを笑顔にすることの出来るということだと信じている」
響「え……?」
18: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:02:40.56 ID:IETocK+S0
貴音「響……」
響「貴音、自分はもう大丈夫! 決めたよ! ここでまた一からスタートするさー!」
19: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:03:17.44 ID:IETocK+S0
貴音「……ええ、とてもいい名前です」
765プロダクション……765プロ! 確かにいい名前さー!
20: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:03:53.05 ID:IETocK+S0
[Side Haruka]
春香「はあ……」
21: ◆3yYIFUhmZg[saga]
2015/09/06(日) 23:04:37.44 ID:IETocK+S0
春香「あー……」
家でベッドに寝転がってごろごろと転がりながら、決まることのない自問を繰り返していた。
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