39:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:43:16.65 ID:rVNZ4GiQo
「答えを知りたいなら……ひま子が櫻子に直接聞いてみればいいんだよ。あの子も話してくれるかは……わかんないけど」
「…………」
「それでもいつか絶対……いや、近いうちに必ず話してくれると思う。そういうことだから」
「……怖いんです」
「?」
「……櫻子に会うのが……櫻子と話すのが、怖いんです」
「…………」
私は相変わらず涙を止めることができなくて、泣きながら思いの丈をすべてこの姉に晒した。
今の私が、唯一全てを預けて頼れる人だった。
「……怖いって思っちゃうんだとしたら、それはひま子が……櫻子に嫌われたかもしれないと、心のどこかでと思っちゃってるからなのかな」
「……!」
「突き飛ばされて、もう会えないって言われて……ショックだったんでしょ。そんなの初めてだもんね……」
「ひま子は櫻子と離れたこの一年間ずっと不安を抱えてたから……だから余計に怖いんだよね」
「う、うぅぅ……///」
「でもさ、ちょっと考えればわかるじゃん」
「櫻子がなんでその日一日……ひま子と楽しく付き合ったか。ひま子に対してだけは恥ずかしがり屋のあの子が、どうして勇気を出してそこまで尽くしてくれたのか」
「櫻子も……ひま子のこと、好きだからでしょ」
「うっぅぁぁ……ああぁぁぁ……///」
62Res/95.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。