47:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:51:14.72 ID:rVNZ4GiQo
「ねえ、向日葵」
「……はい?」
「私、本当にばかだったよ」
「……なぜ?」
「向日葵がいなければ、私も強くなれると思って……無理やり向日葵のこと考えないようにして、向日葵を泣かせてるのに気づかないんだから」
「…………」
「明日、ちゃんと全部話すよ」
「……なにを?」
「隠してたこと。向日葵……全然、間違っちゃってるんだもん」
「…………え?」
「でもいいの……嬉しかったよ。向日葵の本当の気持ちが聴けて……向日葵のこと、全部伝わってきて」
「…………」
「明日になったら、教えてあげる……明日、またデートしよっか」
「……ほんとに?」
「うん……だから今は、寝てていいよ」
「…………」
「向日葵……来てくれて、ありがとね……///」
優しい櫻子の腕に包まれて、私は再び目を閉じた。
こんなに温かいベッドで眠ったのは、初めてだった。
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