8: ◆Z7IUJooCRr22[saga]
2015/09/08(火) 23:09:15.70 ID:UpP74j6ho
そう拒絶され俺はそこから動けなくなった。
俺が硬直して居る間に宮永は走って教室を出て行った。
教室に取り残された俺は力が抜けたように椅子に腰を下ろした。
いつの間にか皆帰ってしまったらしく教室には誰も居ない、あの場面を見られなかっただけマシだったかな。
にしても最悪の出会いになっちまった。
こっから仲良くなるなんて出来るだろうか……。
でも、走り去る直前の宮永の表情はこれまでとは全然違った。
きっとあれが本当の宮永なんだ。
俺はそう確信していた。
そして、今度は怯えた表情ではなく笑った表情が見てみたい。
そう思った。
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