過去ログ - A Rabbit's Life (オリジナル百合)
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22: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 22:34:20.28 ID:7xDrI19W0
私は走りながら、ケイトスに問いかける。

「昨日のイノシシかセイウチかオットセイみたいなのにはなれないの?」

「今日は無理かも」
以下略



23: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 23:04:28.96 ID:7xDrI19W0
「お母さん?」

「そう、ママ」

「ママ?」
以下略



24: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 23:11:59.24 ID:7xDrI19W0
ケイトスは別段悪気もないようだった。
肝心なことは伝えていないドクトレス・ハイジも、このケイトスも実に胡散臭い。
やはり、信用するのはまだ早いようだ。
少し、煽ってみるか。

以下略



25: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 23:21:17.22 ID:7xDrI19W0
ケイトスがこちらを見据える。
少し、眉間にしわを寄せて。
怒っているのか。

「そんなに、一辺に言われても……答えれない」
以下略



26: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 23:33:21.59 ID:7xDrI19W0
腰に回した足に力を込める。
ミシッと音が鳴った。

「ッン……」

以下略



27: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 23:33:49.60 ID:7xDrI19W0
今日はここまで
おやすー


28:名無しNIPPER
2015/09/22(火) 23:44:27.36 ID:xrwr7CLGO

おやすみ


29:名無しNIPPER[sage]
2015/09/23(水) 01:55:09.08 ID:9cFN0U6oO
いいね


30: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/23(水) 21:46:19.17 ID:Sp/m1Ivz0
今のが、ケイトスの言う『アネラ』なのか。

「ラビット、何をそんなに怯えているの?」

少女は起き上がって、茶褐色のスカートの土埃を手ではらった。
以下略



31: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/23(水) 22:04:32.56 ID:Sp/m1Ivz0
ふいに、路地の奥から、足音が耳をかすめた。
距離はかなり遠いが、足取りの慎重さからして追手だろう。
袖を引っ張られる。

「ラビット」
以下略



32: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/23(水) 22:49:17.18 ID:Sp/m1Ivz0
どこにいても逃げられないのかもしれない。
施設の連中からすると、飼い犬がちょっとした拍子に首輪抜けしたようなものかもしれない。
一時の自由を味わうけれど、いつか餌をもらいに私はまたあの場所へ戻ってしまうような気もした。
以前ならば、気持ちで負けてしまったかもしれない。
だが、今は自分以外の誰かがいてくれることに、やはり心強さを感じていた。
以下略



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