過去ログ - Steins;Gate「二律背反のライデマイスター」
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229:名無しNIPPER[sage]
2015/10/09(金) 20:22:15.17 ID:DTz5bk9Ho
乙です!


230:名無しNIPPER[sage]
2015/10/09(金) 23:45:13.56 ID:Oli5T3eP0
>>228

正確な数値が出たのは初めてだね
二章で鈴羽が目撃してるけど、一の位が×になってる
てっきりあの世界戦かとおもってたけど、αだったか・・・


231:名無しNIPPER[sage]
2015/10/10(土) 04:10:30.20 ID:ZagYOEvmo
目が離せんのう


232:名無しNIPPER[sage]
2015/10/10(土) 09:54:09.42 ID:9QpueVZzo

ドキドキしてきた
日曜が待ち遠しいぜ


233: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/10/11(日) 19:05:41.61 ID:0whGTSNro



 数日後、鈴羽や大学の事務に、研究のためイギリスへ発つと伝え、諸手続きを済ませて俺は新東京国際空港から日本を後にした。およそ半日のフライトを終え、俺はロンドンの地へと降り立っていた。
 ヒースロー空港を出るとすぐに強風の横風が浴びせられる。
以下略



234: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/10/11(日) 19:09:30.76 ID:0whGTSNro

 タクシーを降りてしばらく紅莉栖の後ろを歩いていると、すぐに茶色を基調とした歴史を感じさせる建物が俺の目に映った。白い格子窓がいくつもつけられており、屋根の中央には青銅の時計台がそびえ立っていた。海外の小学校を思わせるような形貌である。
 中に入ろうとすると白衣を着用した大柄な白人男性が看護婦と話している様子が目に入った。

「あ、ちょうどよかった。あの彼が今回あんたを見てくれる先生よ」
以下略



235: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/10/11(日) 19:13:19.42 ID:0whGTSNro
「ああ、イギリスに駐在してはいるけれど、生まれはイタリアらしいから。生粋のHENTAIよ。今も口説かれてたんじゃない? 彼女」

 そう言って紅莉栖は玄関の少し奥に佇む看護婦を見る。彼女はこちらを恨めしそうに見つめていた。

「な、なるほど……。イタリアンの変態紳士か……」
以下略



236: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/10/11(日) 19:15:24.64 ID:0whGTSNro
 どっと疲れが出てきたのは恐らく長時間のフライトだけではあるまい。まったく厄介な人物と引き会わせてくれたものだ。
 しばらく廊下を歩いているとふいに2人が室内へと入った。それにつられて俺も部屋へとくぐる。

「ここよ」

以下略



237: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/10/11(日) 19:17:42.82 ID:0whGTSNro
 変なこと──それはタイムトラベルについて。だ
 いくら記憶を失っているからといって、患者からタイムトラベルした、などというワードが出てきたら不思議に思わざるを得ないだろう。
 それがもし、万が一SERNにでも伝われば──
 俺たちの計画は台無しになる。それを懸念してのことだ。
 催眠状態に陥ったとしても意識が無くなるわけではないから話すべき内容は自分の意思で選択できる、と紅莉栖は言っていたが、それでも不安は隠し切れないでいた。
以下略



238: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/10/11(日) 19:20:28.51 ID:0whGTSNro
「はい、集中して。無駄口叩いてると催眠状態に移行できないわよ」

 紅莉栖に窘められ、俺は仕方なく指示に従う。
 ゆったりとした、人を落ち着かせるような口調の声が病室内に静かに響いている。
 はじめは外の雑音──車の音や人の会話、鳥の鳴き声も耳に入ってきて気になっていたが、やがてそれらは綺麗さっぱり消え、ついには紅莉栖の声だけが俺の脳内に鳴り響くようになった。
以下略



239: ◆gzM5cp9IaQ[saga]
2015/10/11(日) 19:22:31.83 ID:0whGTSNro
──覚えていないの?

「…………ああ」

──じゃあ、鈴羽が帰った後のこと思い出して。
以下略



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