過去ログ - 女勇者「勇者よりも、お姫様になりたかった」
↓
1-
覧
板
20
18
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/09/30(水) 19:40:51.87 ID:Kfzyy5RB0
精霊「いででで。所で君、勇者一族の人だよね?」
勇者「えぇ、まぁ。何でわかったの?」
精霊「たまーに、君がここを訪れるのを見ていたからね。それに君、先代の勇者にどことなく似てるし」
勇者「見ていた? でも君の姿、初めて見る」
精霊「どうしてかなー。ここに飾られるようになってから初めてだよ」
勇者「……確かこの剣は、ご先祖様が持ち帰ってからずっとここに飾られていたんじゃ……」
精霊「うん。だから人前に姿を表すのは一世紀ぶりかな〜。ああぁ、あまりにも久しぶりで自分のキャラ忘れかけてたよ! 人と話せるの、嬉しいなぁ」ニコニコ
勇者「そんなに長いこと一人だったの」
精霊「まぁね〜。何せこの部屋からも出られないし、たまにしか人来ないし、孤独で発狂しそうだったよ〜」
勇者「そうだったの……」
精霊「この可哀想な俺を抱きしめて、お姉さ〜」
勇者「……」ギロ
精霊「ごめんなさい何でもありません」
勇者「でも良かれと思って剣を大事に飾っていたのに、貴方には気の毒な思いをさせたね」
精霊「でしょ? だからね〜、もし良かったら俺をこの部屋から出してくれないかなぁ?」
勇者「剣を持ち出すわけには……」
精霊「今夜だけ! ね、ねっ!? お願〜い」
勇者「……」
手を合わせて上目遣いで懇願する精霊に、断りきれず、ひっそりと剣を持ち出すことにした。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
134Res/106.27 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 女勇者「勇者よりも、お姫様になりたかった」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1443608695/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice