過去ログ - 女勇者「勇者よりも、お姫様になりたかった」
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17: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/09/30(水) 19:38:08.65 ID:Kfzyy5RB0
勇者「幽霊かっ!?」

勇者は後方に大きく跳躍し、警戒する。
幽霊に遭遇のは初めてだが……。

勇者(悪霊だとしたら、この場から退散し僧侶と賢者を呼ぶ…物理攻撃が効かない相手なら、私は手を出せない)

?「幽霊…あ、もしかして俺? えっ!! 君っ、俺の姿見えるの!?」

幽霊少年は嬉しそうに詰め寄ってきた。
勇者はつい咄嗟に身構える。

精霊「あ、安心して。俺は〜…剣の精霊! 怖くないよ〜」

勇者「剣の…精霊?」

精霊「そ。わかったらナデナデしてよナデナデ。頭痛いの、ほーらっ」

勇者「わっ」

精霊はやや強引に勇者に頭を差し出してきた。
この感触――普通に実体があり、幽霊ではない。
勇者は一瞬躊躇したが、剣を落としてしまったのは自分なので、仕方ないと頭に手を置く。

勇者「ご、ごめんなさい……」ナデナデ

精霊「へへへ〜、役得役得〜♪」

精霊のニンマリした笑顔は、何というか無邪気だ。
身長は勇者より小さく、外見年齢的には10代半ばといった所だが、中身はもっと幼いのかもしれない。

勇者「痛いの治った?」

精霊「ん〜…あ、そうだ。膝枕っ」ゴロン

勇者「調子に乗るな」ゴッ

精霊「あだーっ」

訂正。中身は下心バリバリのオッサンだ。


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