25: ◆OopsY78p7.[sage saga]
2015/10/04(日) 00:02:36.63 ID:7PjvbtLe0
提督「肩甲骨辺りからいくぞ」
陽炎「………ん」
提督「大丈夫か?痛みは?」
陽炎「くすぐったいわね、もっと力を入れて大丈夫よ」
提督「そうか」
うつ伏せのままくぐもった声を上げる陽炎に俺は更に力を込めた。
こいつが頼んだのはマッサージだった。
艤装ばかりに目を向けてしまっていたため意表を突かれた気分だった。
本人の疲労だというのに、そこに気づかないとは全く情けない。
心得はある、むしろ得意な方のつもりだ。
筋トレの後に長良や大鳳なんかにも頼まれてやっている。
日頃世話になっている明石の奴にはほぼ毎日しているぐらいだ。
自信はある、後は誠心誠意、取り組むだけだ。
俺は陽炎の注文通り少し強めに力を加えた。
陽炎「ん………、もっと強くて構わないわよ」
提督「バカを言うな」
俺はデカい。
艦娘一デカい武蔵の奴より頭一つ分はデカい。
本部の奴らには軍服と巨体から白熊なんて渾名もつけられている。
そんな俺が力を入れて痛みがないはずがない。
初めての時など明石が涙目で悲鳴を上げていたほどだ。
提督(感覚がマヒしている?先に思い切り解した方がいいか)
陽炎「ちょっと、聞いてる?」
提督「分かった、少しやり方を変えよう」
陽炎「え?何、ふぇ!?」
思えばこいつには世話になっている。
徹底的にこいつの疲れをとってやろう。
67Res/58.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。