過去ログ - 男「ククク・・・」女(こいつ・・・ただ者じゃないみたいね・・・)
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333:名無しNIPPER[saga]
2015/12/05(土) 09:04:21.99 ID:BDw3p8bw0
メイド「いえ、ご主人様が私達のお屋敷に遊びにこられた際には、それでチャンバラごっこでもして遊ぼうかと・・・」

男「危険だわ!死ぬわ!あんた一体なに考えてんだ!」

メイド「いえ、やはり男の人の遊びと言ったらチャンバラごっこかと思いまして・・・ならばなるべく本格的な物を作ろうかと」

男「アホか!!大体この年じゃあもうチャンバラごっこなんかやんねえわ!!」

メイド「そうなのですか?申し訳ありません。私もお嬢様も、周りに殆ど女性しかいない、温室育ちの純粋培養で育ったものですから、男の人の遊び事情に詳しくなくて・・・」

男「詳しくないにも程があるわ!!そこまで俗世間に触れずによく今まで生きてこれたらあんたら!」

メイド「・・・フフフ、やはり、ご主人様と喋っていると、面白いです」

男「・・・カカッ。そうだな・・・俺も死地に出向く前に、お前のその可憐な笑顔が見れてよかったさ。ありがとうよ、メイド。これで足手まといにならずに済む」

メイド「いえ、お礼を言われるほどの事では・・・あ、ご主人様。申し訳ありません。もう一つ渡し忘れていたものがありました」

男「うん?なん――」

チュッ(唇同士)

男「――だ・・・?って、ええ?今・・・メイド・・・メイドさん?・・・う、うぅん・・・?」

メイド「・・・忘れ物は、これですよ」

男「・・・いや、あんた・・・その、今のは・・・えーっと、ど、どういう意味・・・なの、かな・・・?」

メイド「ふふ、どういう意味でしょうか? 答えは・・・帰ってきてからお教えしますよ、ご主人様(ニコッ」

男「お、おぉ・・・」

メイド「・・・ですから」

ぎゅう

メイド「必ず、生きて帰ってきてくださいね」

男「・・・」

メイド「ご主人様はいつもいつも、己の身を顧みず、無茶ばっかりするんですから・・・私、いつだってご主人様の事が心配です・・・でも、私が止めても、ご主人様は行くのでしょうけど・・・」

男「ふん、よく分かっているじゃないか・・・そうだ。一メイド如きがこの俺、暗黒の邪王である御刀虎の心配など百年早いわ・・・だから・・・お前はお前のご主人様が帰ってくるのを信じ、ただ待っていれば良いのだ。余計な心配するな」

メイド「はい・・・」


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