過去ログ - モノクマ「学級裁判!!」KAZUYA「俺が救ってみせる。ドクターKの名にかけてだ!」カルテ.6
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926: ◆takaJZRsBc[sage]
2016/09/05(月) 21:08:11.54 ID:g0jOH/nR0

「買いかぶり過ぎですわ、西城先生は。わたくしはそんな、立派な人間ではありません。
 狡くてワガママで自分勝手で……エゴイストな人間なのです」

「そうだぜ、せんせー! いくらトドメを刺さなかったって言ってもやったことは変わらねえ」

「んだべ! 俺はどうなんだ!」

「葉隠は黙ってて!」

「聞いてくれ、みんな」


宥めるように両手を挙げ、KAZUYAは一度深呼吸をした。
彼自身、自分の心を整理しながら話す必要があった。


「俺は最初、真相に気付いた時怒った。ハラワタが煮えくり返っていたよ。
 あまりに卑怯で狡賢い、そんな犯行だと怒りに燃えていた」

「絶対に許すべきではない。断固として犯人を糾弾すべき。そう考えていた」

「ええ、そうでしょう。わたくし自身、このおぞましい計画に笑いが止まりませんでしたわ」

「……だが、この三日間で俺の頭は冷えた」


「山田のお陰だ」


「えっ?」

「山田君?」

「山田のお陰だぁ?」


今まで見守っていた生徒達がどよめいた。KAZUYAは頷く。


「目を醒ました……というほどハッキリしたものではない。うわ言みたいなものだ。
 だから、お前達に変な期待を持たせないよう今まで黙っていたが……」

「――実は、たった一度だけ山田は喋ったのだ」




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