過去ログ - 小梅「終わりの後に」
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1: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/07(水) 15:27:56.43 ID:1tXlvZV40
デレステ60石でSR小梅ちゃんが来たので。


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2: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/07(水) 15:28:46.52 ID:1tXlvZV40

都心から少しだけ外れた場所に、その古びた建物は立っています。
今でこそ郊外に、お城のような居を構える私達の事務所ですが、始まりは、こんな小さな雑居ビルの一室でした。
ビルの一階にはコンビニが入っていて、事務所の皆と、レッスンの前後に飲み物やお菓子を買いに行ったのが、昨日の事のように思い出せます。
看板やら何やら全て撤去されたそこには、掲示されてからだいぶ経つであろうテナント募集の文字が。
以下略



3: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/07(水) 15:29:18.19 ID:1tXlvZV40

ドアノブに伸ばした手を引っ込め、数歩後ろに下がり、背後にある手すりに両肘をついて身体を預けます。
ビルの三階から見える景色は、あの頃とはあまり変わっていません。
けれど、同じ場所から見る景色は、確かに変わってしまったのだと思えました。
19歳になった私は、ここに事務所を構えていた頃よりも背は伸び、視点が変わって、あの頃見えなかった物も見えてしまいます。
以下略



4: ◆sIPDGEqLDE[sage saga]
2015/10/07(水) 15:30:27.56 ID:1tXlvZV40

ため息を一つ。
そして改めて背後にある扉へと向き直りました。
開かないと分かっていても、それでも試さずにはいられませんでした。

以下略



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