過去ログ - モバP「藤原肇と一緒にエレベーターに閉じ込められた」
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◆agif0ROmyg
[saga]
2015/10/16(金) 17:21:09.09 ID:zDmK2gQj0
しかし、予想されていた嫌悪の感情は無い。
刻一刻と気温の上昇するこのエレベーター内、だんだん頭がぐらぐらしてきているのは、俺だけではなかったのか。
下唇を噛んで、ジャケットを脱ぐ。ブラウス胸元のボタンを開ける。
俺の方も、シャツとズボンを脱ぎ捨てる。
明るい太陽に照らされた公共の場で裸になる事への抵抗感は未だ強いが、そういう理性的な判断力がかなり薄れてしまってきているのだ。
こんな高いところに隔離されて降りることもできず、外とやりとりすることもできない。
なんだか世界に俺たち二人だけしかいなくなったみたいだ。
その二人も、エレベーターが落ちれば全身バラバラになって即死だろう。
死への恐怖を塗りつぶすように、肇への愛情と劣情が心を満たす。
ブラウスもスカートも脱いでしまって、彼女らしくもなく脱いだ服を床に放りっぱなしにして、下着姿。
真っ白できれいなブラとパンツを身につけた、均整の取れた身体。
とても大きいというわけではないが、程良く膨らんで張りのある美乳。
釣りで鍛えられたのだろうか、女性にしてはやや脂肪が少な目で、うっすら盛り上がった筋肉の陰影が印象的な腕。
細く長く繊細で、たとえ泥にまみれていても清く美しい指。
普段の食生活も節制しているのだろうか、腰にも太股にも必要以上の肉は付いていない。
「や、やっぱり……恥ずかしい、ですね。
人から見られるかもしれないところで、こんな格好……へんたい、みたいです」
「緊急事態だから、仕方ないんだよ」
不意に、どこからか金属音がした。
恐らくどこかが軋んだだけであろうその音が何かとてつもなく不吉に聞こえて、一瞬硬直した後、どちらからともなく俺たちは抱き合った。
もう嫌だ。こんなところにいたくない。早く出たい。
閉じこめられて今にも死ぬかもしれない現実を忘れたい。
幸い、ここには逃げ場になってくれる相手がいる。
自分と同じくこの苦境を忘れたくて、お互いに溺れたがっている美少女がいる。
肇の胴を抱きしめて、やや乱暴にキスする。
目を閉じた肇は、今までにないくらい積極的に舌を絡め返してくる。
ブラ一枚着けただけの柔らかい上半身をグイグイ押しつけて、殊更に音を響かせるように貪欲にキスし返してくる。
こんな、事故のただ中で盛り合うなんておかしな事かもしれなかったが、人間は生命の危機に瀕すると生殖本能が燃え上がるとも言う。
本能なんだから仕方ない。どうせ、他にできる事なんて無いんだ。
飾り気のないパンツに背中側から手を突っ込んで、尻を撫で回す。
腕の中の身体がぴくっと震え、じんわり汗ばんでくる。
下着越しに股間が押しつけられて、自分の下腹部にも熱が貯まっていくのが分かる。
この異常な状況が案外性に合っていたのか、とても積極的になった肇はブラがずれそうなくらい身体を擦り付けてくる。
じゅっぱじゅっぱいうエロいキスをしながらの求愛行動に、首筋が熱くなるのを感じた。
注ぎ込んだ唾をこくこく呑んでいく喉の動きすら愛しい。
肩を掴んで引き剥がすと、とても寂しそうな表情になった。
「あ……あの、キス、もっと……」
「外の方を向いて、ガラスに手を突きなさい」
俺の要望を理解した肇は恐怖に顔を歪ませたが、反抗はしなかった。
パンツの股部分はべっとり塗れて薄い陰毛が透けかけ、ブラは上の方へずり上がって綺麗な下乳が丸見え。
そんな、清楚系美少女アイドルのあられもない姿を外に晒すのだ。
「あ……だ、駄目です、こんなの、下から……見られ、ちゃいます……!」
口ではそんなことを言いながらも、ガラスに上半身を預けてこちらに尻を突きだし、完全に屈服する体勢を取る。
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